中野二郎のマンドリン独奏曲

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マンドリン独奏

この記事は、中野二郎のマンドリン独奏曲を説明します。

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夜の幻想

技術士
技術士

夜の幻想は「夕べの想い」のタイトルの方が有名です。マンドリン独奏コンクールの課題曲に選ばれました。

 「夜の幻想」は、「夕べの想い」とタイトル違いの同じ曲です。「夕べの想い」は第22回マンドリン独奏コンクールの課題曲でしたので、「夕べの想い」の方が知られています。正式な曲名は「夕べの想い」かもしれませんが楽譜には「夜の幻想」とあります。この経緯を中野二郎さんに聴いてみたかったですね(会ったことはありませんが・・・)。

 無伴奏曲であり、あちらこちらに中野作品らしさが出ています。旋律と伴奏が同じリズムでピッキングで弾く。ピッキングを切らせないように弾くとメロディが浮かび上がってくる。「美しき我が子や何処」などにも取り上げられている作曲技法ですが、この曲の全般で見られます。

 ピッキング主体の旋律と伴奏の間に美しい旋律がありトレモロで弾くと強い印象に残ります。「アリアによる変奏曲」と同じです。アリアもマンドリン独奏コンクールに取り上げられていました。

 演奏を聴いたことがなかったので、楽譜をそのまま弾いてみました。ピッキング主体ですので、表現が悩ましいです。表現力が難しいから

 マンドリン独奏コンクールの課題曲に選曲されたのだと思います。

第22回マンドリン独奏コンクールに選曲された。

ピッキングが切れないように弾く。

セレナータ

技術士
技術士

中野二郎作品のなかでも弾かれている作品がセレナータです。中野作品の中では捻ったアレンジがないため、弾きやすいです。

 セレナータは、中野二郎作品の中では最も弾かれている無伴奏のマンドリン独奏曲ではないかと思います。他にも「春が来た変奏曲」「第二幻想曲」もありますが、「セレナータ」の方が聴きます。

 中野作品の中では捻ったアレンジもなく弾きやすいと思います。テンポアップを強要されますが、テンポにこだわらなければ弾けます。それほどテクニックは必要ありません。早く弾くとメロディが浮かび上がってきます。

 自分で弾いた時は、テンポにこだわりませんでした。とりあえず弾いてみようの感覚で録音しました。演奏会で弾く場合、3割くらいはテンポアップすると思います。そうすると音符がつながってメロディがくっきりとわかります。

テンポアップが必須

テンポアップするとメロディが浮かび上がる。

祈り

技術士
技術士

強い印象に残っているのが「祈り」です。中野作品ではもっとも好きな曲です。

 何度か記事にしました「祈り」です。自分でも気に入っているマンドリン独奏曲です。

 イントロが印象にのこるほどの綺麗なメロディ、その後は難しいスキルが必要な構成になっています。中野作品が難しいと言われる所以に左指が届かないことがあります。「祈り」もそういうフレーズが何箇所かあります。でも「美しき我が子や何処」と比べるとマシです。

 演奏会本番前に何度か録音しました。演奏会前の試行錯誤の段階ですので、完成度が低いですが、これはこれで納得しています。演奏会前に録音しました。

 祈りの過去記事です。演奏会までの練習のこと、選曲の経緯などを書いています。この演奏会以降はコロナで演奏会ができません。そのためか、「祈り」に強い印象があります。過去記事ではライブ演奏を聴けますのでぜひ聴いてください。

 中野作品の特徴に滑走アルペジオがあります。滑走アルペジオのトップの音をつなぐとメロディになるアレンジです。「祈り」では滑走アルペジオが完成できなかったのが心残りでした。滑走アルペジオはいまだに引きずっています。

旅愁による変奏曲

技術士
技術士

唱歌の旅愁をマンドリン独奏曲に編曲した曲です。唱歌を知らないとマンドリンオリジナルと思いますね。

 旅愁による変奏曲も何度か取り上げました。今年の8月1日のマンドリン属独奏の日は「旅愁による変奏曲」を取り上げました。

 旅愁が唱歌のため、メロディは知っている人が多いです。唱歌をマンドリン独奏曲に編曲することができるのは中野二郎さんだけなのではと思います。

 変奏曲のため、旅愁のメロディが主題で、さまざまなリズムで展開していきます。旅愁のメロディが何度も聴かされるわけですが、変奏することであきさせません。編曲を学ぶ際にも変奏曲を知っておくと参考になります。

 悩みながら本番を迎え成功した曲ですので、喜びも大きく印象に残っています。そのあたりのことは過去記事に書きましたので、読んでいただければ幸いです。

 原曲の唱歌と聴き比べると中野二郎さんがどのように編曲したのかわかるかと思います。演奏会で弾くと懐かしむお客さんも多いので、もっと取り上げられても良いマンドリン独奏曲です。

唱歌をマンドリン独奏曲に編曲した作品

変奏曲として旋律がさまざまに編曲されている。

最後まで、読んでいただきありがとうございます。

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