マンドリン独奏曲「落葉の唄」(中野二郎)

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マンドリン独奏
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「落葉の唄」はどんなマンドリン独奏曲か?

技術士
技術士

中野二郎作曲の「落葉の唄」は切ない感じが漂うマンドリン独奏曲ですよ。

この記事は、マンドリン独奏曲「落葉の唄」の練習方法や曲の背景を説明します。練習の参考にしていただければ幸いです。

楽譜はA3サイズ、演奏時間は長い

技術士
技術士

中野二郎作品と聞くと難しそうですね。

難しいと言えば難しいです。

「落葉の唄」は、A3で1枚に収まるマンドリン独奏曲です。演奏時間は8分くらいで弾けます。楽譜1枚に収まるけど演奏時間は長いですね。

  • ダルセーニョがあり繰り返して演奏する(演奏時間が長くなる)。
  • 伴奏は16部音符の音階が多い。
  • 64部音符の滑走アルペジオがある。

演奏動画を紹介します

技術士
技術士

「落葉の唄」を聴いてみましょう。どんなマンドリン独奏曲なのかわかりますよ。

切なさを感じるメロディは、木から葉が落ちる感じを出しています。

葉が落ちるようなフレーズは、16部音符のスケールを下るフレーズです。メロディと伴奏の二声で木から葉が落ちるイメージを作っています。

「落葉の唄」の演奏方法

落葉の唄の練習方法を説明します。

落葉の唄は「AKI – HERBEST」に掲載されています。「祈り」や「旅愁の主題による変奏曲」と一緒に楽譜集に収められています。輸入楽譜ですので、在庫しだいですがマンドリン専門店に取り扱っていますので聞いてみると良いと思います。

楽譜を確認しよう

落葉の唄はメロディと伴奏の二声のマンドリン独奏曲です。

曲全体のテンポは、ほぼ一定

テンポは、Andantinoで一定です。

マンドリン独奏曲は、テンポが変わるのが当たり前ですが、落葉の唄は、常にAndantinoです。ただし、テンポが揺れることはあります。

リズムは終始6/8です。変化ないので、弾き始めたらリズムの変化はあまり気にする必要はありませんが6/8を意識する必要があります。

終始、デュオ奏法で弾く

アウフタクトで始まりますが、1小節目から最後の小節まで、ほぼデュオ奏法で演奏します。一部、下るスケール上のメロディがありますが、数小節だけです。

マンドリン独奏曲を弾いた経験がないと弾けない曲とも言えます。

滑走アルペジオのフレーズがある

中野作品でよく使われる滑走アルペジオが出てきます。

楽譜の1/3くらいが滑走アルペジオです。ただし、ダルセーニョで戻った後は弾きませんので、時間で考えると占める割合は低いです。

音をとろう

技術士
技術士

楽譜を確認したら音をとってみよう

デュオ奏法ですので、メロディと伴奏が無理なく押さえられるように左手の指でポジションを考えます。

伴奏はコードの進行、メロディの一部を担う、ベース音を担うと役割が変化します。役割がそれぞれが全うできるようにポジションをとります。コードはメロディよりも先に押さえられるポジションをとります。

繰り返して弾いてみる

技術士
技術士

ポジションがとれたら繰り返し練習しましょう。練習するとポジションを修正する必要が出てきますけど、気にせずにどんどん修正しましょう。

正しくゆっくり弾く

繰り返し練習のポイントは、正しくゆっくり弾くことです。

正しくゆっくり弾くと指がポジションを覚えてくれます。指のポジションへの滞在時間が長くなるためです。

マンドリン独奏は、「暗譜が基本!!」と言われますので、暗譜ができるくらい繰り返し練習します。早く弾くと間違えて覚えてしまうことがよくありますので、ポジションを確認できるテンポでゆっくり弾きます。

落葉の唄だけじゃなくマンドリン独奏曲の全てに言えることです。

音楽記号を調べて忠実に守ってみる

基本ですが、弾く前に音楽記号を調べましょう。

音楽記号がわかれば曲のイメージが湧いてきます。落葉の唄はAndantinoとあるので、比較的ゆっくりしたテンポであることがわかります。ところどころrallがあるので、テンポを落として a tempoへとつないでいます。

弾き方のイメージもわかりますね。

表現をイメージして繰り返し練習すると、後戻りがなく効率的に弾けるようになります。Andantinoのテンポににのるまで繰り返して練習しましょう。

「落葉の唄」の背景

技術士
技術士

落葉の唄の背景も知ると感情移入ができて豊かな表現になりますよ。

中野二郎さんがどのように作曲したのか? 正直、自分も詳しくわかりません。

推測ですが、落葉の唄の背景を探っていきます。

ルーツはサイレント映画?

落葉の唄という映画があったようです。

公開されたのは、1924年11月なので大正13年です。中野二郎さんは1902年生まれですので、映画を見ている可能性はあります。

映画ですが、「水島あやめ」という日本初の女性脚本家が脚本を書いたようです。病床の母を思う幼い少女の真心を描いた映画です。

大正13年ですので、BGMはなくサイレントですね。

メロディはイメージ?

サイレント映画ですので、中野二郎さんがメロディをイメージしたと思います。

映画から落葉のメロディをイメージして、それを基に作曲したんだろうと思います。中野二郎さんにも印象に残った映画だったんだろうと推測します。

中野二郎とマンドリン」という書籍が販売されましたので、背景が書いてあるかもしれません。マンドリンを演奏するにあたり、曲の背景を知ると表現に表れ、深みのある演奏ができますね。

最後まで、読んでいただきありがとうございます。

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