チューニングにより耳を鍛えて演奏能力を上げることが目的の記事です。
- 音叉とハーモニクスを使ってチューニングする。ハーモニクスは音が継続するので、チューニングに向いている。
- 音叉は不慣れだと音が合っていないことがある。慣れるまでチューナーと併用する。
耳を鍛えて演奏能力アップ
音叉とハーモニクスを組み合わせれば耳が鍛えられます。たまには音叉を使ってチューニングしましょう。難しくはないですよ。
耳が良い奏者は演奏が上手い。一般的にはそのとおりです。音の聞き取り、分析ができるからです。耳が良いことに絶対音感があります。絶対音感があれば、音の聞き取り、分析、演奏が機械のごとくできるわけです。
絶対音感がなくても耳を鍛えて演奏能力をアップすることはできます。どうやって鍛えるかというと
- 音叉を使う。
- ハーモニクスでチューニングする。
音叉はラの音が出ます。マンドリンなら2弦の開放弦です。チューナーが普及する前は、音叉でチューニングが一般的でした。チューナーは音というか視覚で判断してしまいがちです。一方、音叉は音を聞き取り、比較し合っているかどうか判断しますので、耳が鍛えられます。
音叉を使ったチューニング方法をYouTubeにアップしています。ご視聴いただければ幸いです。
音叉を使ったチューニング方法を以下に示します。参考までに過去の記事も掲載します。
- 音叉と2弦のラの音を合わす。音が一致するとハモる。音が一致する感覚を覚えると音叉が使いやすくなる。
- 2弦のミの音をハーモニクスで鳴らす。なっている間に1弦の高音のミの音をハーモニクスで鳴らす。音が一致するまでハーモニクスしながら調整する。
- 3弦のラの音をハーモニクスする。2弦の高音のラの音をハーモクスで弾き、同じ要領でチューニングする。
- 4弦のレの音をハーモニクスする。3弦の高音のレの音をハーモニクスで弾く。同じ要領でチューニングする。
- 上の弦をチューニングしたら、下の弦を上の弦に合わせる。これでチューニング完了
ハーモニクスは音が継続しますので、チューニングに向いています。マンドリンのチューニングポイントをよく覚えておきましょう。
音叉とハーモニクスを組み合わせたチューニングは、チューナーと比較すると時間がかかりますが、音を鍛えるメリットがあります。チューニングは耳を鍛える練習だと思って、たまには音叉を使いましょう。
私が使っている音叉です。音叉は442Hzを使います。楽器店で売っているのは440Hzが多いですが、マンドリン独奏なら442Hzが一般的です。合奏では440Hzも使いますので、使い先のチューニングを確認します。
チューナーと音叉を併用
音叉だけだと音が合っていないことに気が付かないことがあります。チューナーも併用すると耳を鍛えるうえに音をきちんと合わすことができますよ。
今はチューナーを使ってチューニングするのが一般的です。手っ取り早くチューニングできるのがメリットです。この記事を書きながらもですが、自分も使っています。
- 短時間で音を合わすことができるメリットがある。
- 耳というより視覚で合わしてしまう。ピッチがずれても気が付かない(デメリット)。
チューナーはメリット、デメリットを理解したうえで使います。チューナーと音叉を使うとチューニングの精度も高まります。
- 音叉でチューニングする。ハーモニクスを併用する。
- チューナーを使い音が合っているか確認する。
簡単に書くと以上のとおりです。音叉は音がずれている可能性もありますので、チューナーを使って音が合っているか確認します。この確認行為で音がきちんと合いますし、正解合わせにもなります。音叉に慣れないうちはチューナーと併用します。
チューナーはクリップタイプが主流です。余計な音を拾わないため、チューニングしやすいです。
クリップタイプは、マンドリンによって装着しにくいものがあります。カラーチェのクラシコAなどがそうです。私の田鎖の桜モデルは装着しやすいです。ネックに装着しにくいなら、周囲の奏者や楽器店に相談しましょう。
チューナーは便利ですが、耳を鍛えるには不向きです。その一方で、瞬時に音を合わせることができます。本番の忙しいなかではチューナーが必須です。使用目的に合わせてチューニング方法を選択しましょう。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
コメント