マンドリンでも弾かれるトロイメライ
今回紹介するのは、トロイメライです。シューマンのトロイメライといえばクラシックに詳しくない人でも聴いたことがあるのではと思います。マンドリンでも弾かれていますよ。
シューマンのトロイメライ
全13曲からなるピアノ曲「子供の情景」の第7曲が「トロイメライ」
シューマンといえばトロイメライ、トロイメライといえばシューマンと言えるくらい有名です。
幻想的で美しくもシンプルなメロディは聴きやすく覚えやすい曲です。4分の4拍子でへ長調(フラット1個)のピアノ曲のため弾きやすさもあります。
トロイメライは、子供の情景という全13曲からなるピアノ曲です。演奏時間は20分もないです。その中でトロイメライは第7曲です。美しいメロディが何度も繰り返されることが特徴です。
子供の情景というタイトルのとおり、子供心を描いた大人の作品です。マンドリンでトロイメライ弾くにあたり原曲を聴くとイメージが湧いてくると思います。
様々な形で弾かれる
マンドリンでは、マンドリン独奏、アンサンブル、マンドリンオーケストラと様々な演奏形態で取り上げられていますよ。
マンドリン独奏向けのクラシックのピアノ曲がトロイメライ
クラシックの有名曲ですので、マンドリンでも取り上げられています。
短い曲で同じメロディーが繰り返される特徴から、マンドリン独奏やアンサンブル向きの曲です。マンドリンオーケストラの場合、どうやって膨らませるかがポイントです。シンプルなためか曲を長くもたせることに苦労する編曲家も多いようです。
マンドリン独奏曲も編曲の種類も様々です。簡単な編曲から難易度の高い編曲まで・・・弾くなら簡単なトロイメライをお勧めします。
難易度は伴奏によります。伴奏に凝ると難易度が格段に上がります。メロディがシンプルなため、伴奏に工夫する、その結果、難しくなるということになります。
マンドリン独奏曲のトロイメライ
マンドリン独奏曲のトロイメライです。原曲のシンプルなメロディが活かされて編曲されていますよ。
この動画は自分が弾いたトロイメライです。編曲は簡単にされています。トロイメライはシンプルに編曲されている方がメロディが際立って良いです。
独奏曲でも難易度が異なる
難易度は様々ある。
伴奏の音符が少ない編曲が弾きやすい。
マンドリン独奏曲は、よくありますがシンプルなメロディほど伴奏が工夫されています。工夫されていることは、奏者の立場からは難易度があがることです。トロイメライもそうです。
トロイメライは、専門店でも発売されている比較的シンプルな編曲から、手書きで書かれた凝りに凝った編曲まであります。難易度が上がるほど良い表現になることはないので、自分が弾ける編曲で挑戦した方が良いです。
見極めのコツは音符が少なく、「この程度なら弾けそうだな」と思う曲です。「この程度なら」とは伴奏の部分です。
メロディは転調される程度ですので、伴奏の音符が少ない曲が弾きやすいです。
トロイメライを練習しよう
山場に向かって盛り上げて弾く。
伴奏はい意識して控えめに弾く。
エンディングは消えていくように。
もしトロイメライを聴いたことなかったら、原曲を聴いてみましょう。メロディが繰り返されるのですぐに覚えられると思います。
伴奏の音符が少なければマンドリン独奏が浅い奏者でも弾けますので、いきなり初見で弾いても良いです。楽譜を確認する意味では、最初にポジションを確認します。
同じメロディが繰り返されて、転調するかオクターブ上がると思います。そのセクションがトロイメライの山場です。多くの楽譜でフォルテやメゾフォルテに指定され音量がアップするはずです。
山場に演奏のピークをもっていくことを心がければ弾ける曲です。伴奏は、上の動画のようにコードを弾く編曲が多いと思います。コードならジャラーンと一音ずつ弾くように弾きます。
コードのジャラーンは優しく弾きます。誰もが知っているメロディですので、伴奏がメロディを邪魔しないように弾きます。邪魔しないようにとは、音量は控えめにします。コードは音量が上がりやすいので、ピックを浅めにして弾くと音量が下がります。
メロディはピアノが指定されていても音量をアップする気持ちで弾くと伴奏よりも音量が大きくなりメロディが聴こえやすくなります。
同じメロディが繰り返されますので、山場の部分は全開で弾くくらいの気持ちで弾きます。美しいメロディですので、どうしても綺麗に弾きたくなります。全開で弾くくらいの気持ちの方がちょうど良くなります。
山場を通り過ぎると、エンディングに向かいます。ほとんどがこういう編曲です。最後は脱力してピアノの音量で弾きます。少しずつ消えていく感じです。
いくつかのシンプルな編曲のトロイメライがありますが、おおよそこのような感じで弾くことになります。
まとめ
マンドリン奏者の誰もが知っているシューマンのトロイメライ
原曲は「子供の情景」のピアノ曲の第7番
シンプルな編曲を選んで弾いてみる。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
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