この記事は、マンドリン独奏曲「シューベルトの子守唄」(鈴木静一)を演奏したこと、作品の解説を説明します。
世界で最も有名な子守唄
シューベルトの子守唄は、クラシックです。誰でも聴いたことがあると思います。
シューベルトの作品
シューベルトの子守唄は、その名のとおり、シューベルトが作曲した子守唄です。ドイツ語で歌詞が書かれているようです。シューベルトが19歳で作曲したので、作曲センスが素晴らしいです。
世界で最も有名な子守唄と言われています。日本では「眠れ、眠れ、母の胸に」の歌詞で有名です。誰も聴いたことはあると思います。
シューベルトが作曲した世界で最も有名な子守唄
マンドリン独奏曲のシューベルトの子守唄
鈴木静一の作品
鈴木静一は、黒澤明の映画音楽を手掛けるなど、マンドリン以外の作曲でも有名です。日本を代表する作曲家が手掛けたマンドリン独奏曲がシューベルトの子守唄です。
シューベルトの子守唄をマンドリン独奏曲に編曲したのは、鈴木静一です。マンドリン界では、マンドリンオーケストラの曲を数多く手掛けています。「細川ガラシャ」など有名な楽譜も多数あります。
私は、マンドリンオーケストラ専門かと思っていましたが、マンドリン独奏曲も作曲編曲しているとは、シューベルトの子守唄で知りました。他にもマンドリン独奏曲を作曲編曲しているかもしれませんが、詳しいことはわかりませんでした。
鈴木静一は、マンドリンから離れて映画音楽に進み、その後に復帰しましたので映画から影響を受けた楽譜もあると思います。
鈴木静一は、マンドリンオーケストラ、映画音楽、歌謡曲に関わった。
マンドリン独奏曲は少ない。
演奏会で弾くために選曲、そして演奏
鈴木静一のこともシューベルトの子守唄もほとんど知らないまま発表会用に選曲しました。もう少し勉強しておくべきだったなと今になって思います。
シューベルトは知っていますが、シューベルトの子守唄は、ほとんど知りませんでした。良いメロディだなと感じて選曲しました。
演奏会の音源です。音が小さいので、音量を上げて聴いていただければ幸いです。
演奏したのは、マンドリン教室の発表会でした。演奏会場は、広島県廿日市の「はつかいち文化ホールさくらぴあ」です。この頃は毎年、さくらぴあで演奏していました。音響がよくマンドリン独奏曲を弾いても音が会場の後ろまで届きます。
シューベルトの子守唄は、難易度の高い曲です。鈴木静一が編曲しただけのことがあります。難易度の高さは、デュオ奏法、重音、コード・・・マンドリン独奏曲にしか出ないフレーズのオンパレードでした。5分程度の独奏曲にあらゆる要素を詰め込んだ曲でした。
デュオ奏法、重音、コードなど、あらゆる要素が詰め込まれている。
シューベルトの子守唄の練習
選曲した頃は、5分程度の曲だから、なんとかなるだろうと思っていましたが、練習するとあまくはなかったです。
振り返ると、この頃は勢いで練習していたと思います。とにかく量をこなす練習でした。
何度も何度も繰り返し練習していました。質を考慮した練習ではなかったですね。今なら、もう少しポイントを掴み練習したと思いますが、当時は弾きこむことを重視していましたね。
シューベルトの子守唄の攻略法は、難易度の高いフレーズ、簡単に弾けるフレーズを仕分けして、難易度の高いフレーズを優先的に繰り返し練習することです。特殊な練習方法は必要ありません。鈴木静一作品の特徴として、理解不能な編曲はありません。
繰り返して弾かないと攻略できないフレーズを重点的に練習しつつ、曲の全体を把握(さらっと弾く)すれば効率良く弾けるようになります。
練習すれば弾けるフレーズ、弾けないフレーズを仕分けして弾けないフレーズを重点的に練習することで効率良く弾けるようになる。
楽譜はどうやって入手するか
シューベルトの子守唄の楽譜は、手書きのため、出版されていません。現在出回っている楽譜は、手書きの楽譜を受け継いだか、コピーではないかと思います。
鈴木静一作品は、出回っていますので、マンドリン専門店に問い合わせることをお勧めします。ライブラリーから入手してくれるかもしれません。
マンドリン専門店(イケガクやイグチ)に問い合わせてみる。
まとめ
レアなマンドリン独奏曲になりつつある「シューベルトの子守唄」ですが、楽譜を見つけたら入手しましょう。
世界で最も有名な子守唄を鈴木静一がマンドリン独奏曲に編曲した作品である。
楽譜はA3で1枚サイズ。5分程度の曲であり、独奏の様々な要素が散りばめらている。マンドリン独奏のレベルアップするうえでも良い曲である。
難易度の高いフレーズを重点的に繰り返し練習すれば攻略することができる。全体を弾いたら、弾けるフレーズと弾けないフレーズを仕分けしてみる。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
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