対位法を学ぶとマンドリン独奏曲がわかる

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マンドリン独奏

マンドリン独奏曲や合奏曲を作曲、編曲するには対位法と和声法の知識が必要です。対位法はマンドリンの演奏にも役立ちます。対位法を勉強してマンドリンの演奏に活用しましょう。

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対位法と和声法

対位法について

技術士
技術士

対位法と聞くと難しく考えがちです。マンドリン弾くのに対位法なんて必要なの?と思いますが知っておくと便利なのが対位法です。

  • 対位法を一言で表すと音程です。音が綺麗に響くことが学べます。
  • 楽譜どおりに弾くから対位法は必要ないと思う奏者は多いです。自分もそうでした。対位法を少しでも学ぶと楽譜の仕組みがわかってきます。
  • 対位法を学ぶメリットは何か?
  • 楽譜の進行が理解でき、予測ができるようになる。
  • 演奏の質が上がる。
  • マンドリン独奏曲や合奏曲は、対位法を学んだ作曲家が作曲しています。おおよそ対位法に沿って作曲していますので、「この楽譜は、このように進行するはずだ」と先が読めるようになります。
  • 先が読めれば暗譜に膨大な時間をかけなくても楽譜を覚えることができます。対位法のルールで進行がわかると一歩先が読めて、自然に視線が次のフレーズに移り、ポジションチェンジが速くなります。演奏の精度も上がります。
  • 対位法は初心者向けの本を読むと理解できます。
  • タイトルのとおり、初心者向けに理解できるように書かれています。この一冊読むだけでもマンドリン独奏曲や合奏曲を理解できます。最初に読む本としてはおすすめです。
  • もう少し学びたいと思ったら・・・
  • 「しっかり学べる対位法」は、「ポピュラー対位法」よりも専門的な内容です。専門的ですが、初学者でも理解できます。ポピュラー対位法を学んだ後に読むか、漠然と対位法を理解していればいきなり読んでも理解できます。

和声法について

技術士
技術士

ギターを弾かないし、合奏曲ばかりだからコードは弾かないから和声法はいらない。という前に和声法も知っておくと演奏に活かせます。

  • 和声法は、ロックやポップスの世界では重要視されています。マンドリンの世界でも対位法よりも和声法を重視する奏者、作曲者は多いと思います。知っておいて損はないので、和声法も勉強しましょう。
  • 記事のテーマは対位法のため、和声法は本の紹介でとどめておきます。
  • 対位法と同じシリーズです。タイトルのとおりポピュラーミュージック向きですが、マンドリンの作曲、編曲にも役立ちます。この本を読めば、マンドリンの和声の分析にも役立ちます。

対位法で楽譜を読む

技術士
技術士

マンドリン独奏曲を分析すると対位法が使われていることがよくわかります。音程の取り方と伴奏の動きです。実際の楽譜をみてみましょう。

  • マンドリン独奏曲をピックアップして、対位法の使われ方を見てみます。
  • メロディと伴奏が和声で進行するマンドリン独奏曲のフレーズです。メロディがレファラレで、伴奏がファレミソ、4拍目のミの下にドの音が配置されています。
  • 2拍目のレ-ファは6度、ファ-レが3度、4拍目のラ-ミが4度、次の小節のレ-ソが5度の音程です。対位法で重要なのは6度と3度です。
  • 6度と3度は最も綺麗に響く音程です。6度と3度を中心に4度、5度を混ぜて進行すると伴奏が滑らかに動きます。3度から6度で音程を動かすのが対位法の鉄則です。
  • メロディが上がると伴奏は下がるか、並行で動きます。メロディと一緒に動くのではなく、逆に動くことで曲に広がりを持たせています。よくみられる動きですが、これも対位法のルールです。
  • 音程は3度から6度の間で動く。稀に7度や8度が出てくる。
  • メロディがスケールで上がると、伴奏は下がる上がるを繰り返す。
  • マンドリンを弾くうえで、6度は弾きやすく、3度は弾きにくい側面があります。実際にポジションを押さえるとわかります。
  • 6度の音程が多いとマンドリンを弾きやすく考えているなぁ と思いますが、6度があると5度も増えます。5度の押さえにくさはマンドリン奏者なら悩みです。押さえにくい。というわけで、マンドリンを弾くうえでも3度から6度が満遍なく配置された方が弾きやすくなります。
  • 市販されているマンドリン独奏曲、よく売れているマンドリン独奏曲は、対位法を踏まえたうえでマンドリンの演奏を配慮して作曲されています。こういう楽譜は今後も弾き継がれていくと思います。
  • 対位法のルールを踏まえたうえでマンドリンのポジションの取り方も配慮したマンドリン独奏曲は人気があり、今後も弾き継がれていく。
  • マンドリン独奏曲を作曲するうえで、対位法とマンドリンの弾き方をバランスよく考慮することが重要と言える。

最後まで。読んでいただきありがとうございます。

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