2025年のマンドリンレッスンは、今回を含めて残り2回です。1つの課題曲を完成させて次の課題曲に挑戦したいところです。2025年は「ゆりかご」に挑戦できたのは良かったです。今回のレッスンは「ゆりかご」と「ハイドンの主題による変奏」でした。
マンドリン独奏曲「ゆりかご」

技術士
レッスン始めに弾くことが多くなった「ゆりかご」は弾きやすいマンドリン独奏曲です。同じフレーズが続くことがありますので、弾きわけが必要です。
- 今回も「ゆりかご」からでした。「ゆりかご」は弾きやすいマンドリン独奏曲のため、脱力ができていない段階で弾くにはちょうど良いです。
- 演奏会で最初に弾くにはうってつけです。作曲者の田中常彦氏は演奏家だったため、弾きやすさを意識したと言われます。
- 先生も意識しているためか、力を入れて指導してくれます。今回の指摘のポイントは以下のとおりです。
- 同じフレーズが連続する場合、1回目と2回目は明確に弾きわけること。フォルテとピアノなど表現を明確に弾きわけないと聞き手は飽きる。
- 今回は、表現についてでした。シンプルなマンドリン独奏曲のため、演奏技術よりも表現中心の指摘になります。

- シンプルなマンドリン独奏曲ほど、同じフレーズの繰り返しがあります。聞き手を飽きさせないためには表現力で差別化が必要になります。
- 差別化はどうするか?・・・フォルテとピアノのように音量で差をつけるのが簡単ですね。1回目はフォルテ、2回目はピアノという具合に弾くとメリハリができます。
- この表現方法は定番です。楽譜に書いていなかったら、とりあえずやってみます。他にもサウンドホール上で弾くこともあります。明らかに音質が変わりますので試してみる価値があります。
- 先生と意見交換した結果、楽譜に従い音量で弾きわけることにしました。同じフレーズを1回目はフォルテ、2回目はピアノで弾きます。
- 同じフレーズが連続する時は、1回目と2回目を弾きわける。フォルテ、ピアノ、サウンドホールによる音質が定番である。
マンドリン独奏曲「ハイドンの主題による変奏」

技術士
難易度の高さは「ゆりかご」と大違いの「ハイドンの主題による変奏」です。弾きやすいマンドリン独奏曲とはいえないので練習が必要です。
- 2曲目は「ハイドンの主題による変奏」です。「ゆりかご」と違って「弾きやすさ」は考えてないと言われています。
- 作曲者のSilvio Ranieriも田中常彦氏と同様に演奏する作曲者のようですが、作曲家の色が強かったようです。
- 作曲した曲は、Silvio Ranieri本人が弾いたと言われますので、かなりの腕前だったようです。「これくらい弾いてほしい」と思ったのかも知れません。
- マンドリン独奏コンクールで稀に弾く奏者がいますが、難易度が高いためか挑戦する奏者は少ないです。
- よく練習していることがわかる。弾けているが、物足りなさもある。表現力つけること。
- 評価は良かったですが、無難に弾いてしまった印象です。もっと表現をつけたかったですが余裕はありませんでした。

- Temaはさらっと弾くことがお約束でそのとおりに弾いています。次のVariaz1です。変奏曲の教科書に従えば、Variaz1から表現をつけて弾きます。
- ただし、表現の前にテンポアップが必要です。ピッキングのみで弾きますが、テンポアップが難しいです。なかなかできません。テンポアップできないとTemaのメロディが聴こえてきません。
- 先生は聴こえてきていると言いますが、自分で聴くと・・・わからないなぁ・・・と思います。
- その次がVariaz2です。Variaz2はTemaに似ています。似ていますが、アレンジが凝っています。弾いてTemaのメロディと伴奏は聴きわけることができますが、左手がついていけません。Adagioなのによく左手が動くなぁと思います。
- 「ゆりかご」を熱心に弾いたため、時間がなく、Variaz2まででした。
- 先生からは弾けていると言われたことは練習成果ですが、物足りなさもあります。演奏会で通じるレベルではないです。
- Variaz1のメロディが聴き取れるテンポであること、テヌートで弾ければ先生も満足するはず!
- 「ハイドンの主題による演奏」のポイントはテヌートで弾くことです。右手のトレモロ練習です。先生から練習後に言われたのが・・・
- 右手のトレモロ練習をすること。プロなら誰でも右手だけのトレモロを練習する。それだけ重要な練習である。
- レッスンを開始した頃にも言われましたが右手だけのトレモロ練習は、基礎中の基礎です。右手だけのトレモロ練習だけは毎日やります。そうするとテヌートな弾き方ができるはず。
- ちなみにゴルフボールを使った右手の回転運動も毎日していますが、効果が出ているのかわかりません。これこそ毎日続ける必要があります。テヌートで弾くというか脱力ですね。脱力ができるとテヌートも弾きやすいはず。

- 最後まで、読んでいただきありがとうございます。

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