マンドリンを調整に出してみよう

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マンドリン独奏

マンドリンを買ってから一度も調整したことがない、チューニングしてもノイズが聞こえる、全体的に何かがおかしい・・・と思ったらマンドリンを調整に出してみましょう。マンドリンがリフレッシュします。

  • 音がビビる。駒が動いたり、ネックの反りで音はビビる。毎日弾いてもネックは反る。
  • 気になったら調整に出す。反ることが原因の音のビビりは消えない。
  • 調整に出さなくても良いケースもある。
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マンドリンは経年劣化する

技術士
技術士

毎日弾いているのに何か違和感がある・・・と思うことがあります。毎日弾くからこそ、不具合が発生することがあります。

  • マンドリンは経年劣化します。いつまでも買った当時の状態を保つことができないです。
  • 長く弾いていると徐々に「何かおかしいな?」と思うことがあります。例えば・・・
  • チューニングしても音がビビる。
  • 塗装が剥げてくる。ボディが黒ずんでくる。
  • 使えば塗装の変色はあります。これはアンティークな感じが出てきて好む人も多いです。弦楽器は木製のためか、独特のヴィンテージな感じが好まれます。いかにも名器なマンドリンの雰囲気です。写真のマンドリンは自分の田鎖エンベルガータイプですが、良い感じが出てきています。
  • ボディが黒ずんでいます。
  • 音がビビる症状は弾けない症状です。これは放っておくことはできません。
  • 毎日弾いても音がビビることがあります。自分もそうでした。なぜ音がビビるかというと・・・
  • 弦を支える駒が動く。
  • ネックが反る。
  • 駒が動くのは弦交換のタイミングです。弾いている間は動くことはほとんどないですが、弦を外すと駒が動きます。自分は複数の弦を張り替えたタイミングで駒が動きました。動いたことに気が付かずに使っていたら、ビビり音がでてきました。
  • ネックが反るのは、夏の車内などの気温が上がるためが主な原因ですが他にもエアコンの風があります。風が当たり、マンドリンの水分が抜け反ってしまいます。
  • エアコンの風量、時間にもよりますが、毎日弾いて反ってしまうのはエアコンです。自分もそうでした。
  • 反ってしまうとビビり音がなくなることはないので、調整が必要です。

マンドリンを調整に出すにはどうすべきか

技術士
技術士

気になったら調整に出しましょう。自分の経験を話します。

  • 気になったら調整に出してみましょう。
  • マンドリンの調整は、手作りなら製作家が行います。量産品ならメーカーが行います。
  • 自分の場合は、田鎖マンドリン製作所に送り調整してもらいました。ちょうど桜を購入したタイミングでエンベルガータイプ1を調整にだしました。その手順は・・・
  • マンドリンをケースごと箱詰めし宅急便で搬送、弦は緩めておく。
  • 製作所で診断後に見積もり、調整期間、お勧めのアップデートが届く。
  • 製作所と調整内容を話し合い納得したら調整作業を開始
  • 調整完了後に製作所から連絡が入り、受け取り日を調整する。
  • マンドリンを受け取り、確認して納得したら請求書を受け取り支払う。
  • 調整から戻ってきたエンベルガータイプ1です。
  • ケースの影がかかっていますが、ボディ右の黒ずみがなくなりました。塗装も新しくなり、背面の剥がれもなくなりました。
  • 音のビビりがなくなり、安定感のある音がでます。
  • 調整内容や製作所の業務量によりますが、この時は2ヶ月でした。アップデートしたこと、他のマンドリンの製作の業務が入っていたため、長めの工程でした。桜を弾き込みたかったので、長い調整期間は気になりました。
  • 費用は8万円程度でした。アップデート込みのためですが、反りの修正と再塗装だけなら数万円くらいです。
  • 戻ってきて弾いてみると満足な調整でした。
  • 音のビビりに悩んでいたので調整に出したことは正解でした。

調整に出さなくても良い場合もある

技術士
技術士

急にビビり音が出てきたら調整する前に弦交換してみましょう。弦が原因なことがよくあります。

  • 気になったら調整に出すと書きましたが、様子を見ても良いことがあります。
  • 急にノイズが出るような症状がそうです。
  • 弦の劣化によりノイズが出ることがある。
  • 駒にゴミが挟まっている。
  • 経年劣化は徐々に症状が現れますので、急にビビり音などのノイズが出てきた場合、弦の劣化やゴミが考えられます。弦交換してみてノイズが減るか確認します。
  • 楽器は生き物です。突然、ノイズが消えることもあります。原因はわかりませんが・・・昨日まで何もなかったのに、急にノイズが出るような症状なら、弦交換してみる、もう少し様子を見て症状の変化を確認する。
  • ノイズが目立たなくなれば調整に出す必要はありません。手を尽くしても変わらなければ調整にだしましょう。

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