- マンドリンが上達したいなら、絶対にマスターしなければいけない基礎練習があります。
- その練習は、右手のトレモロ練習です。ピッキングから弾き始めて徐々にトレモロに移行するトレモロ練習が最も重要です。
なぜ右手のトレモロ練習が重要なのか?
楽譜を分解して考える
右手はピッキングからトレモロまでコントロールできると演奏能力が格段に上達しますよ。
ピッキングのフレーズ
アルペジオなどのピッキングのみで構成するフレーズです。
アルペジオはダウンのみですが、ダウンアップのフレーズもあります。ピッキングのみの練習は初めてマンドリンを弾いた時にやった奏者が多いと思います。
トレモロのフレーズ
スラーがかかっているところがトレモロのフレーズです。
一定の回転数を維持してトレモロを弾き続けます。日頃にトレモロ練習をしていれば弾けるフレーズです。
ピッキングとトレモロが混ざるフレーズ
トレモロとピッキングが混在するフレーズです。
16部音符のスケールがあれば速いピッキングで弾きます。
トレモロ練習の必要性はピッキングとトレモロが混在するフレーズに対応することです。
ピッキングからトレモロまで右手を自由自在にコントロールする必要があるためです。
ピッキングからトレモロまで右手をコントロールできるか?16部音符のフレーズも弾けるか?自分の演奏能力を確認してみる。
ピッキングとトレモロの中間が弾けると演奏能力がアップ
ピッキングからトレモロまで自由自在にコントロールすることが重要だとわかったと思います。どうやってコントロールできるようになるか?右手だけのトレモロ練習でコントロールできますよ。
マンドリン独奏曲、マンドリンオーケストラのどの楽譜もですが、4部音符から16部音符、マンドリン独奏曲なら32部音符や64部音符のフレーズがあります。このようなフレーズはピッキングからトレモロまで自由自在に弾く演奏技術が必要です。
ピッキングからトレモロまで自由自在にコントロールする。
どうやって自由自在にコントロールできるようにするか?
右手だけのトレモロ練習で自由自在に操れるようになります。
右手だけのトレモロ練習を毎日続けるとピッキングからトレモロまで自由自在にコントロールできる。
右手のトレモロの練習方法
右手だけのトレモロ練習を説明します。
シンプルな練習です。YouTubeを見たらすぐに理解できます。
YouTubeをひたすら右手でピッキングからトレモロへ移行するだけだとわかります。本当にそれだけです。ポイントは以下のとおりです。
- ピッキングからゆっくり弾き始める。イメージは4部音符
- 徐々にピッキングの回転数を速くする。イメージは16部音符から32部音符
- 回転数を上げてトレモロに移行する。トレモロです。
4部音符→16部音符→32部音符→トレモロ・・・のイメージでピッキングからトレモロへ移行します。
徐々にトレモロへ移行するので、16部音符や32部音符も弾けるようになります。注意点もあります。
- 唐突に回転数を上げないこと。
- フォームを変えないこと。
唐突にピッキングからトレモロへ回転数を上げないように気をつけましょう。中間の回転数が弾けることが重要です。
二つ目にピッキングとトレモロのフォームが変わらないように気をつけましょう。フォームが変わると弾ける楽譜が限られてしまいます。
簡単な練習ですが、根気が必要ですので毎日5分とかルーティンで継続的に練習すると効果が出てきます。
ピッキングから徐々に回転数を上げてトレモロへ移行する。
唐突にトレモロへ移行しないように気をつけること。
まとめ
最後にまとめです。今まで書いたことを以下にまとめました。右手のトレモロ練習はプロの奏者も行いますよ。毎日練習しましょう。
- 楽譜にはマンドリン独奏曲、マンドリンオーケストラともピッキングとトレモロが混在しているのが一般的である。16部音符や32部音符のピッキングとトレモロの中間が弾けるようにする。
- 右手の単純な練習だけでピッキングからトレモロまでコントロールできる。
- ピッキングから始めて徐々にトレモロに移行する右手のトレモロ練習を行う。
- トレモロ練習は毎日決まった練習時間で行うと継続できる。結果的に右手がコントロールできる。
- 唐突にピッキングからトレモロに移行するようなことがないように。
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