シューマンのトロイメライはマンドリン独奏曲や合奏曲でも弾かれています。今回はペッティーネがマンドリン独奏曲に編曲したトロイメライを紹介します。
マンドリンでも人気があるトロイメライ
トロイメライといえばシューマンの名曲ですね。マンドリンでも弾くことがあります。合奏よりもマンドリン独奏曲向けです。
トロイメライといえばシューマン、シューマンといえばトロイメライと言われるほど有名な曲です。トロイメライは、13曲からなる子供の情景の第7曲です。
子供の情景には、トロイメライ以外にも第1曲の見知らぬ国も良い曲です。JRの特急列車にも使われています。JR西日本の特急やくもの車内にも流れていますので聞いたことがある人もいると思います。
トロイメライ以外にも名曲がある。特急やくもの車内では第1曲の見知らぬ国が聴ける。やくもに乗ったら聴いてみよう。
シューマンの代表曲であるトロイメライですが、マンドリンでも良く弾かれています。マンドリン独奏曲でも合奏曲でも。ピアノ曲のためか、合奏に編曲するよりもマンドリン独奏曲で聴きます。ピアノの楽譜をおおよそ使えそうです。
マンドリン独奏曲に挑戦したら、早い段階でトロイメライを弾くことになります。4分程度で弾けますので、独奏の初心者向けのためです。
トロイメライはマンドリン独奏曲の定番曲になりつつある。マンドリン独奏曲に挑戦したら誰でも弾くことになる。
マンドリン独奏曲のトロイメライ
マンドリン独奏曲のトロイメライは、デュオ奏法ができるようになると弾ける曲です。マンドリン独奏曲に挑戦したら弾くことになります。
マンドリンの教則本を読むとトロイメライが取り上げられていることがあります。メロディだけの独奏曲やピアノやギターの伴奏付きのトロイメライの楽譜があります。教則本を見つけたら、トロイメライが掲載されているか確認してみましょう。手っ取り早く弾けると思います。
マンドリン独奏曲では、伴奏付きの楽譜があります。伴奏は和音中心で和音をジャラーンと鳴らしながらメロディを弾きます。ポイントは和音が先に聴こえるように弾くことです。和音が先に聴こえるといかにも側に伴奏者がいるように聴こえます。
和音を先に聴こえるように弾くと、いかにも伴奏者が同伴しているように聴こえる。
上の楽譜を弾いたのがYouTubeにアップしていますので、聴いてください。
8小節の構成が2回繰り返した後に、サビである8小節を弾いて、最後に最初に弾いた8小節で締めくくるパターンです。何度か弾けば覚えられるほどシンプルな構成です。サビは和音が厚くなり、重厚感が出ていかにもサビの雰囲気が出ています。
和音のベース音を強調するとメロディもきれなくなりデュオ奏法らしさが出てきます。弾く時は、ベース音を強調してみましょう。そういう意味ではYouTubeではベース音をあまり強調していません。聴けばわかります。
このトロイメライは過去に書きましたので、弾いた経緯等は省略します。詳しくは過去の記事を読んでいただければ幸いです。
マンドリン独奏曲を習い始めたらトロイメライを弾いてみましょう。難易度の高い楽譜が多いマンドリン独奏曲ですが、簡単な方の楽譜です。デュオ奏法ができるレベルになればトロイメライは弾けます。
トロイメライはデュオ奏法ができればトロイメライは弾ける。マンドリン独奏曲に挑戦したら弾くことにおすすめな曲
ペッティーネが編曲したトロイメライは難易度が高くなる
トロイメライは有名曲ですので、他にも編曲作品があります。その中に、マンドリン作曲家のペッティーネが編曲したトロイメライがあります。
ペッティーネといえば、マンドリン独奏曲を何曲か書いています。有名なのはクリスマスソング(降誕歌)ですね。美しいメロディはクリスマスの定番曲です。マンドリン独奏家なら必ず弾いた音がある曲です。
YouTubeのアップと過去に記事にしています。参考にしていただければ幸いです。
聴いていただければわかりますが、ペッティーネは難易度の高い独奏曲を書く作曲家ではありません。弟子たちが弾けるレベルのマンドリン独奏曲を書く作曲家です。そんなペッティーネがなぜかトロイメライの難易度を上げました。
これがペッティーネがマンドリン独奏曲に編曲したトロイメライです。
上の楽譜と比べると音符の数が増えているのがわかります。構成自体は上のトロイメライと差はありません。ただ、サビの印象が弱いです。もう少しサビを強調してもよかったと思います。最後はフェルマータの連続で締めています。何か考えがあったんでしょう・・・
YouTubeにアップしましたので聴いていただければ幸いです。
作曲家の性分としては編曲するには捻りたかったんだろうと思います。このトロイメライと簡単なトロイメライを弾きくらべると発見もあると思います。マンドリン独奏家としては両方を弾きたいです。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
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