田鎖マンドリン　桜モデルにオプティマ白弦を試す

桜モデルの弦について

オプティマの赤

　オプティマの赤は説明不要なほど日本で普及している弦です。マンドリンを購入すると赤が巻かれていることがほとんどです。リーズナブルで音色も良いので購入後も赤を使い続ける奏者が多いです。

　オプティマの赤はよく響きます。音量が大きいことが赤の特徴です。マンドリンが響きにくい楽器のため赤とは相性が良いと思います。そのため、多くの奏者に受け入れられています。

　供給体制が確立されているためか、マンドリン専門店以外の一般の楽器店でも売っています。購入のしやすさも人気の秘訣だと思います。

　桜との相性も良かったです。弦の標準と言われる赤で音が出るように桜を設計されたのだと思います。

　ここからは余談です。オプティマですが、以前は写真のとおりマキシマでした。マキシマからオプティマに社名変更になりました。当時は赤しかなかったと記憶しています。品質は変わらなかったため、多くの奏者が引き続き使用していました。

オプティマの黒

　赤の次は黒に張り替えました。黒は、エンベルガータイプで張っていて好みの弦でした。赤と比べると落ち着いた音色です（個人の主観ですが・・・）。

　久しぶりに赤の音色を感じると「うるさい」印象があり、落ち着いた音色が欲しかったです。A弦ならAの音色がきちんと鳴るように。そう思って黒に張り替えました。

　落ち着いた感じの音色とは、ノイズがなく純粋にAならAの音が出るということです。マンドリンらしく温かみのある音色が欲しければ他にも選択肢があると思いますが、黒も十分に温かみのある音色がでます。

　同じ価格帯に青があります。青と黒は基本同じです。黒のパッケージには「Mede for S.I.E」とありますがS.I.Eとは楽器店のメーカーです。オプティマ社で製造した弦を黒のパッケージに封入しています。青はロッコーマンです。黒と同様にオプティマ社で製造した弦に青のパッケージに封入しています。弦自体は同じです。

　このため、青か黒かは趣味で選べば良いです。自分はエンベルガータイプには青を張っています。地元の楽器店に青が置いてあり入手しやすかったためです。

オプティマの白に張り替えてみた

　桜には黒に合うと決めつけても良かったですが、先生から「様々な弦を試してみて最適な弦を探してみると良い。」とアドバイスを受けたので他の弦を探してみました。オプティマ以外にもトマスティーク、ドーガル、サバレスがあります。サバレスはわかりませんが、トマスティークとドーガルは音色を聞いたことああります。

　まずは入手しやすい弦から試すことにしました。入手しやすいのは、やはりオプティマです。クリアホワイトと言われる白を試すことにしました。

　白は入手しやすい弦ですが、エンベルガータイプに1回ほど張り付けただけです。フィット感がないと思い、以降は黒か青を張っています。

　桜モデルにはどうだろう？と思いますが試してみました。

　クリアホワイトと言われるくらい輝きのある白です。白を張り付けた桜を弾いてみるとなかなかフィット感があります。ノイズがないクリアな音色です。白も良いですね。

　白はE弦とA弦が赤や緑よりも若干太いようです。演奏して気になるほどではありませんが・・・クリアな音色は若干太いことに秘密があるようです。高音側を落ち着かせる効果があるようですので、高音側に落ち着いたクリアな音色が欲しいときは白を選択する方法があります。

　YouTubeに動画をアップしましたので、ご視聴いただければ幸いです。チャンネル登録もよろしくお願いします。

他の弦も試してみたい

　白のフィット感は良かったですが、他にも合いそうな弦があるはずです。合いそうな弦を探してみようと考えてみます。

　オプティマのアーティストとソリストは名前からして試してみたくなる弦です。マンドリン独奏家ならソリストと聞くとなおさらです。トマスティークも人気がある弦なので張ってみたいです。

　次の張り替えまでに情報を集めて試したい弦を選びます。

最後まで、読んでいただきありがとうございます。