マンドリンは、徐々に劣化します。木製の手作りのため経年劣化はやむを得ないです。いつまでもマンドリンを使い続けるにはマンドリンを調整する必要があります。
- 毎日弾いても弾かなくても経年劣化していく。ネックの反り、ビビり音の症状が発生する。
- 調整は、数ヶ月かかることは覚悟する。調整するタイミングは演奏会後が無難である。
マンドリンは徐々に経年劣化する
技術士
マンドリンは木製の手作りのため、徐々に経年劣化します。ネックの反り、ビビり音、塗装の剥がれなどが症状です。弾けなくなる前に調整が必要です。
- マンドリンは、木製の手作りのため、徐々に経年劣化します。
- 毎日弾いても弾かなくても経年劣化します。毎日弾いた方が劣化は遅い気がします。主な劣化の症状は・・・
- 弾いていないため、ネックが反ってしまう。
- 指板の窪みが発生する。
- 音がビビる。
- ブリッジがずれる。弦高がばらばらになる。
- 塗装の剥がれ
- 自分の田鎖のエンベルガータイプ1は、毎日弾いていましたが、徐々にビビり音が発生しました。ポジションの取り方が悪いかと思いましたが、工夫してもビビり音が発生します。見た目はわかりませんが・・・
- ビビり音がひどくなるとトレモロに不快な音が混ざるため、弾けたものじゃありません。どこかで調整が必要かなと思っていました。
適度に調整する
技術士
不具合が見られた後か、数年に1度などタイミングを決めて調整にだします。調整後はリフレッシュした姿で戻ってきますよ。
- 経年劣化がひどくなる前にマンドリンを調整に出す方が良いです。
- 調整は経年劣化の症状が現れるか、数年単位に行います。
- 自分のエンベルガータイプ1は、田鎖の桜モデルを買うタイミングで調整に出しました。桜モデルと入れ替えで田鎖マンドリン製作所にエンベルガータイプ1は輸送し見てもらいました。その結果・・・
- ネックに窪みがある。窪みがビビり音の原因である。
- 塗装が剥げている。
- ネックが僅かな反りが見られる。これもビビり音の原因
- ビビり音は、ネックの窪みと反りが原因だったようです。弾くことに大きな支障はないけど、悪化する可能性はあると言われました。
- 原因がわかって良かったです。写真は調整に出す前ですが、ボディ表面の黒ずんだ箇所、ネックの反りもなくなりました。
- 調整にかかった期間は約2ヶ月、費用は8万円程度でした。費用は修繕のみでしたら4万円以内に収まるはずです。改良してもらいましたので、費用はアップしましたが、満足の出来でした。期間は製作工房の繁忙によります。自分の場合、桜を購入した直後だったので、後回しでもかまわないと連絡しました。
- 新品同様の姿で戻ってくる調整はやると満足します。
- 調整を出す前に注意点を纏めました。
- 調整するタイミングは演奏会後にする。調整する期間は診断してもらった後に調整する。
- 見積もりを必ずもらう。
- 不要な調整項目は断ること。
- 調整する期間は、製作工房の都合に左右されます。診断し、調整が完了するまで少なくとも1ヶ月は必要なことは覚悟します。演奏会前に調整にだすことはやめときます。
- 演奏会前に調整することもありますので、予備のマンドリンがあれば幸いですが、なければ製作工房から替わりのマンドリンをレンタルすることもできます(製作工房によりますが・・・)。相談してみましょう。
経年劣化の防止策
技術士
調整に出す方が良いですが、日頃からできる経年劣化の防止策(遅らせる意味ですが)はやっておく方が無難です。マンドリンは大切に扱いましょう。
- 調整には出したいが、日頃から経年劣化を遅らせる対策はとっておきたいです。主な対策は以下のとおりです。
- ゴム製の滑り止めは使わない。ゴムは塗装が剥げる原因である。
- 弦の張り替えは1本ずつ慎重に行う。ブリッジが動かないように。
- 毎日弾かない場合、弦を緩める。反り防止対策
- エアコンの風が直接当たらない箇所で弾く。マンドリンの水分が抜けて劣化しやすくなる。
- 練習後はケースに入れて保管し日光が当たらないようにする。反り防止対策
- おおよそ知られた対策です。自分はゴムのことは知りませんでした。専門店でもゴム製の滑り止めは売っていますからね・・・エンベルガータイプ1を買ってまもない頃はゴム製を使っていました。今は使っていませんが・・・
- マンドリンを出したまま保管する奏者は結構いるような気がします。エアコンの風が当たりやすいので、ケースに入れて保管する方が良いです。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
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