2025年第21回目のマンドリンレッスンの記録です。21回目は「ゆりかご」と「ハイドンの主題による変奏」でした。簡単そうに見えて難しい「ゆりかご」。見たまんま難しい「ハイドンの主題による変奏」です。
マンドリン独奏曲:ゆりかご

技術士
簡単そうに見えて奥が深い「ゆりかご」です。弾きやすいけど難しさもある独奏曲です。
- 「ゆりかご」を購入してから最初に弾くことが多くなります。レパートリーを増やすには良い曲です。先生もお勧めの曲です。
- 「ゆりかご」のポイントは表現です。今回も表現の指摘が中心でした。
- よく弾けている。メリハリがほしい。フォルテとピアノの棲み分けが必要である。
- メロディと伴奏は同じタイミングで弾く。ベース音を先に弾くのもありだが原則を遵守のこと。
- シンプルな独奏曲のため、そのまま弾くとメリハリがなくなります。聞き手はつらいですね。フォルテ、ピアノの落差でメリハリをつけるのが1点目の指摘です。

- 聴きやすいメロディ、弾きやすいポジションで構成された「ゆりかご」は、スラリと弾いてしまいがちのため「marcato」「フォルテ」「dim」などの音楽記号を表現します。
- 音楽記号を表現するのは難しい。自分は弾けているつもりでも第三者に通じていないことはよくあります。先生に通じていなかったです。
- フォルテ、ピアノは大げさに弾いてみました。音量差を明確にすると改善したなとアピールができます。
- 2点目のタイミングです。デュオ奏法は、1ストロークでメロディと伴奏を弾く方法と伴奏を弾いて一瞬止まりメロディを弾く方法があります。
- 自分は後者をやりました。伴奏がベース音ならベース音がポーンと響いて強調されます。ベース音が響くと経験上、聞き手の興味を惹かれることを知っているので好んで使うことがあります。しかし、原則は前者です。
- 1ストロークでメロディとベース音を弾きます。楽譜では同じタイミングに配置されているためです。この点は意図的にベース音を強調したため、修正は簡単です。
- デュオ奏法は、メロディと伴奏を同じタイミングで弾くことが原則である。1ストロークでメロディと伴奏を弾くこと。
マンドリン独奏曲:ハイドンの主題による変奏

技術士
難易度が高い「ハイドンの主題による変奏」作曲者のRANIERIはこんな曲を考えるものだと思いますがやりがいがあるのでモノにしたいです。
- 課題曲といえば「ハイドンの主題による変奏」です。
- 最初に「ゆりかご」を弾いて脱力ができているためか、弾きやすいです。本当の実力か?と思うこともありますが・・・
- 練習していることがわかる。よく弾けている。ただし、テンポアップが必要である。Variaz1、3は難易度が高く大変だがテンポアップに取り組んでほしい。
- タイトルのとおり変奏曲です。変奏曲でよくあるのが滑走アルペジオでテンポアップするとメロディに聴こえるように編曲されたフレーズです。演奏者泣かせです。こんなパターンです。

- 滑走アルペジオのパターンです。難しいのは最初のQuasi prestoです。ダウンで弾きますがprestoです。テーマの何処に該当するのかわかりませんが、難しいです。この曲の中で最も難しいフレーズかな?と思っています。このフレーズがテンポアップできれば「ハイドンの主題による変奏」がオーストリア国歌に聴こえそうです。
- 滑走アルペジオはテンポアップできるようになりましたが、まだ遅いです。繰り返しポジションチェンジするフレーズがあるため、テンポを抑えているためです。
- 左手の精度を向上することが必要ですね。もう一つテンポアップが必要なのがVariaz1です。

- なんで、こんな編曲したんだろうか?・・・と弾くたびに考えさせられます。作曲者のSILVIO RANIERIは、一流の奏者らしく、こんなフレーズも楽々と弾いたらしいです。
- 世に送り出すなら、弾きやすく編曲してほしかったですが、いまさらですね。Variaz1はメロディが聴こえないです。Temaでメロディを提示したのだから、Variaz1でメロディが聴こえなくてはいけないです。ですが・・・メロディと伴奏をピッキングで弾くこと、メロディの上に伴奏が飛びでていることがあり、メロディが埋もれてしまいます。
- 演奏のポイントは、メロディが切れないように左手は押さえたまま。メロディの音符を切らさないように左手の指は押さえたままにします。音が切れやすいマンドリンは左手が一瞬でも離れるとプチッと消音します。
- メロディの指は押さえたままで伴奏の指を滑らかにします。これは難しい・・・メロディに聴こえるテンポはまだ先ですが、練習してテンポアップできるようにしなければいけません。
- メロディを押さえる左手の指は、次の音符を弾くまで離さない。メロディが聴こえるように弾く最中は集中する。

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