2024年22回目のマンドリンレッスンは前回同様に「ハイドンの主題による変奏」でした。「難しい曲に挑戦したもんだね」と言われましたが、そういわれるとやりがいが出てくるもの。難しいですが演奏会で弾けるようにレッスンを受けます。
難易度が高いマンドリン独奏曲
技術士
知らず知らず難易度の高いマンドリン独奏曲に手を出してしまった・・・そんなところです。やりがいのあるマンドリン独奏曲なので完成させたいです。
- マンドリン独奏曲は、どれも難しいですが、先生曰く「難易度が高い曲」だそうです。課題曲に選んだ「ハイドンの主題による変奏」のことです。
- オーストリア国歌をマンドリン独奏曲に編曲したものですが、マンドリン独奏コンクールでなぜ演奏されないのか疑問に思っていました。マンドリン独奏コンクールでは、カラーチェの前奏曲など定番の曲が選ばれる傾向があります。
- 「ハイドンの主題による変奏」や中野二郎作品は選ばれないです。中野二郎作品の「祈り」や「美しき我が子や何処」は選曲されても良いはずですが・・・「祈り」は気に入っている曲で過去に演奏会で弾きました。
- オーストリア国歌がベースで印象に残るメロディだがマンドリン独奏コンクールで採用されることはほとんどない。
- 難易度の高さからか避けることが多い。
- 前置きが長くなりましたが、マンドリンレッスンのことは次から書きます。
特徴ある動きを目立つように弾くこと
技術士
マンドリン独奏曲は、ところどころベースラインや構成音に特徴ある動きがあります。この動きは強調して弾きます。
- マンドリン独奏曲は、ベースラインで特徴ある動きがあります。アレンジの妙ですが、この特徴はしっかりと強調して弾く必要があります。今回の指摘はこの点でした。
- VARIAZⅢ(バリエーション3のことです)はベースラインを強調しながらコードの構成音をスタッカートで弾きます。スタッカートでミュートを意識しすぎて、ベースラインがおろそかでした。
- マンドリン独奏曲は、ベースラインだけじゃないですが、スケール上で上下する動きは大切です。この動きが聴こえるようにして弾くと「マンドリン独奏曲のことわかっているなぁ」と言われます。
- ういうフレーズに出会したら動きが明確になるように弾きます。メリハリのついた演奏になりますからね。
- マンドリン独奏曲を分析して特徴ある動きを見つけたらマーカーしておく。
- マーカーしたフレーズが目立つように弾く。目立つようにして弾くには音を聴くこと。聴くと自然に強調されていく。
メロディは大切にして弾く
技術士
スラーがあれば右手を弾き続ける。これがスラーを守ること。不自然に聴こえないようにスラーを守ります。
- 「メロディを大切にして弾く」・・・これも重要ですが、何にこと?・・・と思います。
- 「大切に」のポイントはスラーです。
- 上の写真の再掲です。
- Adagioはメロディと伴奏全体にスラーがかかっています。スラーがあると原則はトレモロです。マンドリンは音がミュートしやすい楽器のため、スラーでつなぐにはトレモロで弾きます。
- 右手はひたすら振り続けますが、これが難しい。左手のポジショニングで一瞬切れる(ミュートしてしまう)ことがよくあります。ミュートする気などないですが。
- 歌っているときに声を止めてしまうことと同じですので、聴き手は不自然に聴こえます。スラーは常に弾き続ける。これは相当の技量が必要です。
- 伴奏がある程度、強調されて弾くのも良いと思います。聴き手からは「どうやって弾いているのだろう?」と疑問視されますので、奏者の立場からは悪くないとは思います。
- ただし、例えばデュオで弾く場合、伴奏者はメロディが強調されるように配慮してくれます。それが普通です。メロディが聴こえないと聴き手は何を弾いているのかわからないためです。
- ということから考えてもメロディが強調されるようにして弾くのが当たり前なんでしょうね・・・
- 個人的な趣味に走らずに普通に弾くことを考えましょう。
- メロディと伴奏のバランスはメロディが聴こえるようにして弾く。
- 伴奏が目立つのもありだが、デュオで弾くとメロディが強調されるのが普通である。
- マンドリン独奏曲を弾くときは個人的な趣味に走らない。楽譜に忠実に弾くことを考える。
- 他にも指摘事項はありますが、長くなりますので今回はここまでです。弾くことに楽しみがあるマンドリン独奏曲ですので、しっかりと練習したいと思います。
- 最後まで、読んでいただきありがとうございます。
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