この記事は、カウントをとりながら楽譜を弾くことで、演奏に必要なマルチタスクの能力を向上することを目的に書きました。
マンドリン独奏に必要なマルチタスク
メロディと伴奏を弾く
メロディと伴奏を弾くマンドリン独奏は、マルチタスクが必須です。どうやってマルチタスクを鍛えるか難しいです。
マンドリン独奏は、メロディと伴奏を一人の奏者が弾く無伴奏のスタイルが中心です。メロディと伴奏を同時に弾くため、マルチタスクが必須です。
メロディと伴奏を同時に弾くことは、難しいです。ピアノの経験があれば聴くことに長けているため、同時に弾けるのが早いですが経験がないと簡単には弾けません。
でも大丈夫です。自分はピアノの経験がありません。しかし、無伴奏曲を練習で弾けるようになりました。マルチタスクができるということです。
マンドリン独奏は、メロディと伴奏を同時に弾くためマルチタスクが必須である。
デュオ奏法は必須
デュオ奏法ができればマンドリン独奏曲が弾ける!! とはいきません。リズムを理解しないとマンドリン独奏曲は弾けませんよ。
マンドリン独奏の練習といえば、デュオ奏法です。必ずデュオ奏法を練習します。デュオ奏法は、開放弦でトレモロを弾きながら、ダウンピッキングを混ぜるスキルです。
動画をアップしていますので、見ていただければ幸いです。デュオ奏法のことがわかります。
デュオ奏法は、マンドリン独奏に必須ですが、デュオ奏法ができてもマルチタスクができるわけではありません。
重要なのは、リズムの縦です。メロディと伴奏の縦をきちんと揃えないとマンドリン独奏曲は弾けません。リズムの練習が必要ということです。
メロディと伴奏の縦を揃える練習が必要
マルチタスクの練習
カウントをとってみる
マルチタスクの練習はどうすればよいか?自分でカウントをとることです。初めはできなくても練習するとできるようになりますよ。
メロディと伴奏の縦を揃えることが重要だとわかれば、練習します。縦を揃えるのはリズムですので、メトロノームの出番です・・・が、マルチタスクを鍛える側面を考えるとメトロノームは練習に使用できません。
リズムをきちんと合わせるには、メトロノームが必須です。メトロノームは、音を聞きながらメロディと伴奏が合っていることを確認します。リズムの正確性はメトロノームに任せているため、弾く行為とメトロノームに合っていることを聞き取る行為をしています。これもマルチタスクですが、マンドリンオーケストラでも行っているので、特別な練習ではありません。
弾く行為と聞く行為にもう一つ加えます。自分でリズムを作る行為です。自分自身でメトロノームの役割を兼ねることです。そうすると3つの行為を行うマルチタスクになります。
練習方法は簡単です。マンドリン独奏曲を弾きながらカウントをとることです。演奏しながら数えることで自分でリズムを生み出します。生み出したリズムに合わせて演奏します。
動画にしましたので、ご視聴いただければ幸いです。
カウントをとりながら演奏することは、客観的に自分の演奏を聴くことができます。演奏と数えることが両立できるためです。
初めてカウントする時は、演奏に引っ張られて正確に数えることができません。気にしないで練習します。いきなりマルチタスクができることはありません。最初は伴奏がないオーケストラの曲から始めるのも良いです。
メトロノームで練習してから、カウントを取るののも良いです。根気良く練習しましょう。
自分でリズムを作り出すカウントをとる練習を行う。
弾くこと、聞くこと、カウントをとるマルチタスクを練習する。
メリットとデメリットを知っておく
カウントをとる練習はメリットとデメリットがありますので、理解したうえで練習しましょう。
カウントをとる練習はマルチタスクの習得に効果がありますが、メリットとデメリットがあることも知っておきましょう。
メリットは、自分のリズムでマンドリン独奏曲が弾けることです。マンドリン独奏は、一人で弾くため、リズムも自分の解釈ですが、かといって自分勝手に弾いていいわけではありません。
楽譜を遵守して弾くことが基本です。ただし、リズムを揺らして弾くことは認められています。リズムを揺らすことができるのが奏者の見せ所です。リズムを揺らすのもベースになるのは正確なリズムで弾くことです。そのうえで、少しリットをかけてリズムを揺らします。このような演奏ができるようにするには、カウントをとる練習が必須です。
デメリットは、自分のリズムで弾くため、いつのまにか不正確なリズムで弾いてしまうことです。不正確なリズムにならないように、メトロノームの練習も混ぜましょう。カウントをとる練習とメトロノームの練習を両立することで、正確なリズムでカウントをとることができます。
メリットとデメリットを理解したうえで練習しましょう。
自分のリズムで弾けること、いつのまにか不正確なリズムになることを理解する。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
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