技術士二次試験 「説明せよ」「述べよ」などの語尾に注意して論文を書こう

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語尾について

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技術士二次試験は、「説明せよ」や「述べよ」などの形式で出題されます。語尾によって、解答の書き方も変わりますので、語尾を勉強しましょう。

技術士二次試験で出題される語尾

 語尾とは、話の終わりの部分という意味です。技術士二次試験では、「・・・について説明せよ」などの形式で出題されますが、最後の「説明せよ」の部分です。

 技術二次試験では、様々な語尾が使われています。「説明せよ」以外にも「述べよ」、「示せ」などの形式で出題されます。

 解答を書く際は、「述べよ」の形式で「説明せよ」の形式で解答を書いたらB判定になります。「述べよ」なら論述しなければいけませんが、「説明せよ」なら、淡々と書けば良いためです。

 技術士二次試験は、語尾によって求められることを知っておかないとA判定にならないことを認識しましょう。

語尾によって解答の書き方は違うことを知っておく。

受験部門の語尾を確認

 自分が受験する部門の過去問から語尾を確認します。受験部門によって、語尾が異なりますので、出題されやすい語尾をチェックしておきます。

 過去問は、日本技術士会(過去問とリンクしています)で閲覧できます。自分が受験する部門の過去問から語尾を確認しましょう。問題の傾向が数年単位で変わりますので、過去3年分程度は確認しておきましょう。

 私は、原子力・放射線部門でした。令和3年度の過去問を確認すると必須科目では「示せ」「述べよ」、選択科目では「説明せよ」「推測せよ」「述べよ」「記述せよ」でした。

 大雑把な傾向は、答案用紙1枚以内に書く問題や答案用紙3枚でも小問題に分類し解答の分量が少ない問題は「説明せよ」「示せ」など淡々と書く形式が多く、小問題の最後の問題など分量が多い問題は「述べよ」など論述的に書く形式です。

 語尾によって、答案用紙の解答の厚みも変わりますので、そのことも意識しましょう。

過去問から語尾をチェックする。

「説明せよ」「示せ」は淡々と書く。「述べよ」は手厚く書く。

語尾による論文の書き方

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受験する部門の語尾の傾向がわかったら、語尾によって何を書くか確認しましょう。

説明せよ

 「説明せよ」は、どの部門でも出題される形式です。必須科目や選択科目も小問題に区切られることが多いですが、(1)や(2)に出題されることが多いです。答案用紙の半分以内、300文字程度で書く解答が多いです。

 「説明せよ」は、「・・・について説明せよ」と出題されますので、「・・・」を説明します。説明とは内容や意味を解き明かすことです。「・・・」の内容や意味を書けばA判定を満たします。論文の形式を意識する必要はなく、淡々と書けば良いです。

 「説明せよ」以外では「示せ」も同様です。

「説明せよ」は内容や意味を淡々と書けば良い。

述べよ

 「述べよ」の形式は、論文形式で書きます。必須科目、選択科目の小問題の最後の問題で使われることが多く、答案用紙のウェイトを占める出題形式です。「述べよ」と書かれている問題を論述して書けばA判定に近づくと理解しましょう。

 「述べよ」以外にも「推測せよ」も論述的に書きます。「述べよ」の形式は、結論、理由及び説明の三段形式で書きます。詳しい書き方は、過去記事(リンクを貼りましたのでクリックをお願いします)に書きましたので、そちらを参考にお願いします。

 「述べよ」の形式は、配点も高い問題ですので、解答論文を書く前に答案用紙の配分を考えましょう。「説明せよ」よりも「述べよ」の解答のウェイトが多くなるように書きます。論述的に書ければ自然にウェイトが占めますが・・・

「述べよ」は論述的に書く。

答案用紙のウェイトも多くなる。

記述せよ

 「記述せよ」の形式で出題されることもあります。出題形式は部門によって異なります。大きな括りとして「次の設問について記述せよ」と問われ、小問題に仕分けされ、各小問題で「説明せよ」「述べよ」と問われるのが多いですが、小問題でも「記述せよ」が出てくることがあります。

 「記述」とは、秩序を立てて書くという意味ですので、「述べよ」と同じく論述的に書く必要があります。「記述せよ」「述べよ」が混在することは少ないですが、あることはあります。答案を書くうえで使い分けがあるか明確ではありません。どちらの出題も結論、理由、説明の三段形式で書くようにします。

 出題者が意図的に「記述せよ」「述べよ」を使い分けているかわかりませんが、問われていることを論述的に解答を書きましょう。

「述べよ」と同じく論述的に書く。

まとめ

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語尾によって解答の書き方が変わることが理解できたと思います。語尾を捉えて、語尾にそって解答を書く訓練をしましょう。

 語尾を理解できたら、論文の勉強する際は、語尾にそった書き方をしましょう。語尾を意識すると答案の精度があがり、A判定に近づきます。

過去問から語尾をチェックする。

語尾によって書き方が変わることを認識する。

 最後まで、読んでいただきありがとうございます。

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