マンドリンの楽譜は分解して練習する。当たり前のことかもしれませんが、分解せずに練習する奏者はけっこういます。「何度も弾いていればいつか弾ける。」・・・何度練習しても弾けない楽譜はあります。特にマンドリン独奏は。楽譜を効率よく弾けるようにするために分解して練習します。
楽譜を分解して練習する
フレーズ単位に分解する
技術士
フレーズに区切って練習するのが基本ですね。歌うように表情豊かに弾くためにもフレーズで練習しましょう。
- 楽譜は、フレーズで構成されています。フレーズは一呼吸です。一呼吸で練習するとは歌のフレーズと同じですので、練習しやすいです。
- フレーズは、スラーがかかっているところです。スラーの長さはフレーズでバラバラです。1行の4から6小節にかけてスラーがかかる楽譜もあります。ほとんどが長くても2小節程度です。
- 楽譜をフレーズに分解して弾きます。フレーズを繰り返して練習します。やることはこれだけですが、やっていない奏者もいます。なぜか?
- 「楽器で歌う」ことを理解できていない。楽譜を弾けば、聴き手は曲として聴いてくれると思っている。
- 聴き手の立場にならないとスラーに分解して弾けないです。歌うことを意識するためにもスラーに分解して練習することを実践します。
- スラーを繰り返して練習し、弾けたら次のスラーを弾く。スラーをまとめて弾く。おおよそこの方法で難しい楽譜も歌えるように弾けます。表現は必要ですが・・・
- 楽譜をフレーズに分解する。
- フレーズに分解とは、歌うことを理解すること。フレーズで練習すると歌うように弾くことができる。
- スラーとスラーの間に呼吸ができるため、歌えるようになる。
- フレーズで練習するとは表現力の向上です。歌と同じように表情豊かに弾くためにフレーズで練習しましょう。効率的に弾くためにもフィレーズで弾くことが有効です。YouTubeにアップしていますので、ご視聴いただければ幸いです。
さらに分解して練習
技術士
弾ける箇所と弾けない箇所に分解して、弾けない箇所のみを繰り返して弾くと効率よく練習できます。
- 効率よく楽譜を弾けるように、さらにフレーズを分解します。
- 弾けるフレーズと弾けないフレーズに分解します。
- 弾けないフレーズが重要である。
- 限られた時間で効率よく練習するためには弾けないフレーズを集中的に練習します。弾けるフレーズに練習時間を割り当てることはあまり意味がありません。
- 弾けないフレーズは全く弾けない、ポジションをとれるだけがあります。どちらも練習の中心にし、練習時間を割り当てます。
- スラーが切れてしまいますが、気にせずに弾けないフレーズを抽出します。
- スラーがかかっているフレーズの途中に弾けない箇所があることはよくあります。弾けない箇所だけを繰り返して練習すると効率が良いです。
- 繰り返してある程度弾けるようになったら、フレーズ全体に広げて練習します。または、弾けない箇所を何度か繰り返した後にフレーズ全体を弾きます。スラーで弾く感覚を覚えるためです。自分はよくやります。
- 練習は効率よくする。弾けない箇所のみを抽出して繰り返し練習する。
- 弾ける、弾けないに分解する。
やってはいけない練習方法
技術士
やってはいけない練習方法もあります。非効率な練習は時間が経過するだけで成果が得られないのでやめときましょう。
全体を繰り返すだけの練習
- 弾ける曲でやってしまいがちです。楽譜全体を繰り返すだけの練習
- 弾けない箇所があっても最初から最後まで弾きます。「いつかは弾けるだろう」の発想ですが、効率がわるいため、いつまで経っても弾けません。
- 弾けない箇所を放置して、練習時間を消費してしまう。
- 何時間練習したと成果がない満足感を得てしまう。
段で弾く練習
- 段毎に分解して練習する方法です。
- 初心者がやりやすい練習です。スラーが切れるため、歌い心を覚えることができません。
- スラーの途中から入り、スラーの途中で切れるため、段で練習すると表現力がつかない。
- 段毎で教える人はいます。指示しやすいからです。奏者も何段目の何小節目と言われるとわかりやすいですからね。
練習時間重視の練習
- 練習時間を自慢する奏者・・・いますね。今日は3時間練習した!!すごいだろう!!と書き込む奏者はけっこういます。
- 長い曲を繰り返し弾けば練習時間は稼げますが意味ありません。
- 練習時間が長いから飛躍的に上達するわけではない。
- 時間があるなら、楽典や和声楽を学ぶなど他のことにも時間を充てる方が音楽的な実力は高まる。
忙しい毎日ですので効率よく練習しましょう。最後まで、読んでいただきありがとうございます。
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