滑らかに弾くこと!!とはいうが、ピックを使うマンドリンはアクセントがつきやすい。いかにしてアクセントをとり滑らかに弾くか?マンドリン奏者は悩むところです。
テヌートで弾く
技術士
滑らかに弾くにはどうしたら良いか?滑らかに弾ける奏者にコツを教わりたいものです。ポイントはありますよ。トレモロの回転数、アップから弾く、サウンドホールで弾くことです。
- 滑らかに演奏する人をみると羨ましく感じます。「あんな演奏したいな〜」と思いますが、自分の演奏を聴くと「ゴツゴツしているなぁ」と感じます。
- どうやって滑らかな演奏をするか?ポイントはあります。できるかどうかは別として・・・
- トレモロの回転数は数えない。
- アップから弾き始める。
- サウンドホール側で弾く。
技術士
過去の記事と被っているところもありますので、そちらも参考にしていただければと思います。それぞれのポイントについて説明します。
回転数を数えない
技術士
拍の表は「ダウンで弾く!!」と決めつけずに回転数を無視して弾きます。ダウンとアップが混ざって、アクセントがとれますよ。
- 合奏の影響のためか、トレモロの回転数を決めている奏者が多いと思います。合奏では回転数まで指定しているクラブもあります。きっちりと回転数まで揃った演奏は素晴らしいですが、滑らかに弾く観点からはどうだろう?
- それなら、回転数を数えないで弾きます。数えないと拍の表にダウンの時もあればアップの時もあります。
- 拍の頭をダウンにすると無意識に調整してしまう。
- 調整するとダウンとアップの均衡がくずれダウンが強くなる。アクセントがつきやすくなる。
- 回転数を無視して弾くと、拍の表がダウン、アップがばらばらになります。この状態こそアクセントがとれやすくなります。
- 調整がなくなるので拍からずれた状態で回転数が均等になります。
- 回転数を無視して練習する動画を紹介します。参考にしていただければ幸いです。
アップで弾き始める
技術士
曲の頭をアップで弾くとアクセントがとれますよ。誰でも曲の頭は緊張するものです。緊張状態はアクセントがつきやすいのでアップで弾いてみましょう。
- 「回転数を無視するなら拍の表は全てアップで弾けばアクセントはとれるでしょう?」と思いますね・・・間違いじゃないですが、難しいです。
- アップで弾けばアクセントをとれることは確かですが・・・
- 回転数を無視したうえですが、曲の頭はアップで弾き始めます。なぜかというと・・・
- 曲の頭は緊張しやすい。緊張して力が入りアクセントがついて弾き始めてしまう。
- 弾き始めは誰も緊張します。緊張状態で弾けばアクセントがつくのは仕方ないですね。それならアップで弾こうということです。力の弱いアップで弾けば緊張感があってもアクセントはとれます。
- アップで弾くことはレッスンで教わりました。やってみると効果あるなぁ と思います。
- アップで弾く動画をアップしていますので、参考にしていただければ幸いです。
サウンドホールで弾く
技術士
限定的な使い方ですがサウンドホールで弾くと金属音がとれて音が丸くなります。アクセントも取れます。弾きにくさはありますが、ここぞという場面で使うとアクセントで台無しということはないですよ。
- サウンドホールは音質が変わります。劇的に変わります。この変化を利用して滑らかに弾きます。
- ブリッジ側で弾くと金属音がでます。これはやむを得ないです。スチールですからね。だとしても金属音はアクセントがつきやすいです。キーンという音がでやすいです。
- サウンドホールで弾くと不思議なことに金属音が取れて音が丸くなります。
- ネック側によればよるほど音が丸くなる。
- 1弦は弾きにくくなる。
- ネック側によるほどアクセントがとれますが、1弦は弾きにくくなります。ネックがサウンドホール上にあるためですね。ネックがピックガード上にかかるマンドリンが多いです。
- 24フレットのマンドリンならサウンドホール上で余裕で弾けます。写真のマンドリンは27フレットです。
- サウンドホール上で弾くことは、限定的な弾き方にはなりますがインパクトあります。アクセントをとること以外に表現力の向上にもなります。
- サウンドホールで弾く動画がありますので、参考にしていただければ幸いです。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
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