2024年第15回目のマンドリンレッスンに行ってきました。今回の課題曲は「落葉の唄」でした。落葉の唄の細かな表現を学んだレッスンでした。
落葉の唄の背景で議論する
技術士
そもそも「落葉の唄」の元ネタは何か?銀杏が落ちるイメージか?・・・いやサイレント映画「落葉の唄」だと思います。元ネタを知っておけば表現のストーリーが組み立てられます。
- 今回は、「落葉の唄」の表現について議論しました。
- 先生は、楽譜から銀杏が落ちるようなイメージを持っていました。
- 「落葉の唄」は銀杏が落ちるイメージとは違うと思います・・・と珍しく先生に意見する。
- 「落葉の唄」はサイレント映画「落葉の唄」が元ネタじゃないかと思います。大正時代の映画のため、見ることはできませんが、作曲者の中野二郎は視聴した可能性はあります。
- 病床の母を思う幼い少女の真心の気持ちを描いた映画です。映画のタイトルと曲名が一致しますので間違いないと思います。
- 過去に調べたことがあり、記事にも書きました。読んでいただければ幸いです。
- 「落葉の唄」の原点を探して表現に活かす・・・先生の言いたいことはこういうことだろうと思います。
- 作曲者の考えを知っておけば表現に活かせるはずです。
- 全体的な表現は自分で考えることにしました。
- 表現はストーリーを考えることである。曲の元ネタを探すことは表現を考えるうえで重要なことである。
テンポを考えて弾くこと
技術士
「テンポ感は大事」と聞きますが、表現を活かすにはテンポ感が大切ですね。テンポ感を出して弾くことは難しいです。
- ここからは細かい表現についてです。
- 表現を活かすにはテンポ感です。テンポ感があると表現も活きてきます。それはわかりますが・・・ちょっとテンポ感が遅いと指摘でした。
- 16部音符で流れ良く進むため、テンポ感がないとリズムが活きません。わかっちゃいますが、なかなかテンポよく弾けないですね。
- 現在のテンポは72くらいですが、80以上で弾かないとテンポ感が良いとは言えません。ダウン主体で80以上のテンポは難しいのは承知ですが、もっと早く弾けないといけません。
- テンポ感をもって弾けるように。
- テンポ感がないと表現が活きない。活き活きとする表現はテンポ感から生まれる。
デュオ奏法が遅れにように
技術士
単音とデュオ奏法の組み合わせのフレーズ・・・デュオ奏法は遅れやすく、単音は早くなりがちです。
- マンドリン独奏曲なら当たり前ですが、デュオ奏法の出現頻度が高いです。中野二郎さんはデュオ奏法を効果的に使っています。
- 「落葉の唄」は変奏曲ではないですが、変奏曲の編曲を取り組んでいると思います。変奏曲の定番の滑走アルペジオが出てきます。滑走アルペジオの指摘は後回しで、言われたことはデュ奏法のことです。
- 上の写真を再掲します。
- 単音で弾くモチーフとデュオ奏法で弾くモチーフがあります。
- 単音が早く、デュオ奏法が遅れていると指摘されます。ただし、デュオ奏法が遅れているというより単音が早すぎるとも言えます。どちらにしてもバランスが取れていません。
- メトロノームを使って練習していますが、それでも単音の方が早いです。
- デュオ奏法がわずかに遅れるくらいなら問題ないが、デュオ奏法が明らかに遅れている。
- 2つの16部音符がペアになってテンポよく落葉のイメージを出している。
- 単音からデュオ奏法に移行しても16部音符のテンポ感は変わらない、リズム感は変わらないようにして弾くこと。
- ここだなと思います。単音からデュオ奏法に移行しても16部音符のペアの音符が出すテンポ感とリズム感は同じでなければいけない。
- そうすると一人で弾いているのに如何にも誰かと弾いているように聴こえる・・・デュオ奏法の醍醐味です。
- デュオ奏法は難しい奏法ですが、これほど演奏能力をアピールできる奏法はないと思います。もっと練習しなければいけません。
次回のレッスンに向けて
技術士
レッスンを受けると演奏の奥深さを感じます。感じたことを弾けるまで昇華できるように練習します。
- 他にも指摘事項はありましたが省略します。
- 次回のレッスンに向けて練習するのは当然ですが・・・考えて練習しなければいけないと思います。
- 表現、テンポ感、リズム感を意識して練習する。
- 表現はロジックを考えてストーリーを持つこと。
- デュオ奏法を意識して練習すること。
- レッスンを受けると演奏は奥が深い・・・よく感じます。1曲を仕上げていくことが演奏能力の向上につながることをイメージして練習します。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
コメント