マンドリンのトレモロは肘で弾く!!・・・みたいなイメージで

スポンサーリンク
マンドリンレッスン
スポンサーリンク

トレモロの弾き方

技術士
技術士

今回はトレモロの弾き方です。ずばりトレモロは肘で弾く!!です。トレモロの弾き方はいくつか種類があり、どれも一長一短です。

生徒
生徒

トレモロの弾き方はどのような方法があるんですか?

技術士
技術士

トレモロの演奏方法はただ右腕を振れば良いわけではないんですよ。主な弾き方を説明しますね。

手首で弾く

手首を柔らかくっして弾く。腕はほぼ固定する。

単音が得意、重音やコードはピックが滑り苦手

手首弾きは、手首だけで弾く方法です。手首がやわらかくなりますので、トレモロの音も丸い音色になります。

その一方で、重音だとピックが斜めに弦にあたり音が変わります。悪い方向に変わります。単音には効果がありますが、重音やコードを弾くには向いていない奏法です。

弾けない楽譜があることを認識しましょう。

腕で弾く

腕のストロークで弾く。手首はほぼ固定する。

重音やコードが得意、早く弾くのは苦手

腕弾きは、右腕のストロークでトレモロする弾き方です。

手首の振りはほとんど使わず、ストロークの幅をコントロールして弾きます。重音やコードに対応できることがメリットです。

メリットがあればデメリットがあります。トレモロが硬くなることがデメリットです。ピックをストロークで振り下ろすため、ピックの滞在時間が一瞬です。一瞬のため音が伸びず硬くなります。補うため、回転数をあげようとしますが、思うように回転数があがりません。振り切った後にピックと弦の距離が開くためです。手首弾きならピックの弦への滞在時間が長くなり音が柔らかくなります。

手首と腕で弾く

手首と腕弾きの良いところを合わせた弾き方

習得するのに時間がかかるが、単音からコードまで対応できる。

手首弾きと腕弾きの良いとこどりの弾き方です。マンドリンを習ったばかりなら、この弾き方で練習することが多いです。

手首弾きと腕弾きのメリットがあります。腕のストロークで手首を柔らかく動かす弾き方です。単音、重音、コード何でも対応できることがメリットです。

良いことばかりではありません。デメリットもあります。習得に時間がかかるところです。手首弾きと腕弾きの両方を練習しますので、時間がかかるのは当たり前とも言えます。

毎日練習しても2年くらいは覚悟しましょう。

この弾き方をマスターするとマンドリンオーケストラ、マンドリン独奏とも対応できるので、長い目で見ても、この弾き方をマスターした方が良いです。

手首と腕で弾く方法を練習しましょう。

トレモロは肘で弾く!!

技術士
技術士

手首と腕弾く方法が良いことがわかったと思います。どうやって練習するか、動画にしましたので見てもらえればと思います。

生徒
生徒

肘を動かすイメージなんですね。イメージはわかりました。

技術士
技術士

そうですよ。肘を振るイメージで弾くと手首と腕弾きができますよ。

手首弾き、腕弾きより手首と腕で弾く

手首と腕でトレモロを弾く。長い目でみると有利

上記のとおりですが、長い目で見ると手首と腕で弾く方法が良いです。いろいろな楽譜、フレーズに対応できますからね。

マスターするのに時間がかかりますので、毎日練習する必要があります。やみくもに練習しても時間がかかるだけでマスターできませんので、ポイントを押さえて練習しましょう。

ストロークとスナップ

「たすき」をイメージする。

ストロークしながら無理やりでもスナップを効かせてみる。

ポイントは何点かあります。一つ目に腕のストロークを効かせることです。ストロークを効かせて単音からコードまで練習します。

練習は、単音だけとかコードだけとかはやめましょう。単音だけ練習するとストロークの効果が発揮できません。重音やコードの方がストロークの効果があります。

弾いているとストロークが効いているのかわかりません。目視で確認するのが良いですが。楽譜を弾くことを考えると耳や感覚で判断できるのが好ましいです。

弦によって、音が変わる・・・例えば1弦と3弦で音質が変わったら、ストロークは効いていないと判断します。ストロークが効いていると1弦から4弦までピックが弦にあたる角度は大きく変わらないので音質は同じです。

このことを理解して練習しましょう。

次に手首のスナップです。理想は右腕のストロークで手首のスナップが自然にできることです。掃除道具の「たすき」のイメージです。わかる人がいないかもしれませんが・・・

ストロークが効くと、手首振りほどスナップは効かないので、わかりづらいと思います。練習では無理やりスナップを効かせてみましょう。ストロークを効かせながらスナップしている感覚を掴みます。慣れないうちは右腕だけのトレモロ練習で目視で確認します。

肘を意識するとストロークが効く

肘でトレモロする感覚を掴む。

肘を固定し、肘の先をストロークするとスナップも効きやすい。

楽譜を弾くと右腕を見るわけにはいかないので、いつのまにか腕弾きや手首弾きになることがあります。

そうならないためにも肘をイメージしましょう。肘を固定させたままで、肘の少し先をストロークさせる感覚で弾くとスナップしながらストロークができます。

肘に意識を合わせると手首の力が抜けやすくなります。視点が肘に向かうためです。手首と腕弾きを早くマスターするには、肘を意識しましょう。

肘でトレモロする感覚で弾くと自然に手首と腕で弾けますよ。

まとめ

手首と腕弾きは、単音からコードまで弾ける。

腕のストロークで手首のスナップを効かせるには、肘で弾くイメージをもつ。

技術士
技術士

最後まで、読んでいただきありがとうございます。肘で弾く感覚で手首と腕弾きをマスターしましょう。

コメント