マンドリン 自分の音は聴いていない

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マンドリン独奏

あなたは自分が演奏した音を聴いていますか?・・・普通聴いているでしょう?実は聴いていないのが普通なんです。聴き流しているということです。第三者から言われて気がつくことも多いです。

  • 弾きながら自分の演奏を聴くのは難しい。マルチタスクはそもそも苦手なのが普通である。
  • 分析する観点から演奏中に自分の音を聴く必要がある。
  • 上手い演奏家は自分の音を聴いて分析し修正している。
  • 聴き取れるテンポに落として練習する。
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聴いていないのが当たり前

技術士
技術士

自分の演奏は聴いていないのが当たり前です。録音すれば良いからと思いますが、自分の音を聴いて演奏中に修正するには自分の音を聴く必要があります。

  • 「自分の演奏した音は聴いていますよ」という人は多いですが、実際は聴いていないことが多いです。弾きながら自分の音を聴くというスキルは難しいです。
  • できているつもりでも実際はできていないです。
  • 写真のような複雑なマンドリン独奏曲を弾きながら自分の音を聴くマルチタスクは難しいです。
  • 人はマルチタスクを苦手とし、シングルタスクしかできないのが普通です。マルチタスクすると意識が分散され集中できないです。
  • 自分の音を聴くように! と先生や指揮者から注意されます。マルチタスクが苦手なのが当たり前ですが、なぜできないのか?
  • そもそも自分は聴いていると思い込んでいる。
  • 聴く行為の勘違い
  • 自分は聴いている思い込みは書いたとおりでマルチタスクは難しいです。
  • そもそも「聴く」ですが、演奏家なら「聞く」ですね。「聴く」は観客の立場で音を聴くであり、「聞く」は音を聴いて分析する行為です。
  • 分析とは何かというと・・・
  • 楽譜のとおりに弾いているか演奏した音と楽譜を比較し評価する。
  • 間違いを抽出する。
  • 演奏家は、「楽譜のとおりに弾けているか?」を判断する必要があります。演奏中にです。これができないと観客の立場で聴いていることと同じです。
  • 客観的に聴いているというより自分の音に酔いしれている行為に近いです。

聴いていないことの問題点はなに?

技術士
技術士

自分の音を聴いていないと演奏をコントロールできませんね。楽譜と違う演奏しても気がつかないまま終えてしまいます。

  • 聴かないと何が問題なの?
  • と言われたことありますが、楽譜のとおりに弾けているか演奏中に判断するためには聴く必要があります。間違えたら、修正する。演奏をコントロールするには聴くことが最初に行う行為です。
  • こんな楽譜を弾いたら・・・
  • マーカーした旋律が聴こえているか?ブツっと切れていないか?切れていたら左手の指が離れないようにコントロールする。
  • 対旋律の16部はリズムが崩れていないか?均等なリズムでなければ走らないように右手、左手をコントロールする。
  • 旋律と対旋律のバランスは良いか?対旋律の音が大きければ旋律の音をアクセントをつける。
  • 聴いて、判断して、対策を考えて実行します。
  • 耳の良い奏者は演奏が上手いと言われますが、こういう一連の行為ができるためです。

演奏中に聴くにはどうすれば良いのか?

技術士
技術士

演奏中に聴くにはどうすべきか?テンポを落とします。ゆっくり弾いて聴き取れるまでテンポを落とします。

  • 自分の演奏を聴くにはどうすれば良いのか・・・
  • 自分の演奏を分析できるテンポに調整する。
  • 自分の音を録音し繰り返し聴く。
  • 最も有効なのは、テンポの調整です。
  • 分析できるテンポまで落とします。弾くだけしかできないのは弾くことに集中しすぎるからです。意識が弾くことにしか落とし込めなくなります。
  • テンポを落とすと余裕ができて、意識を分散できます。分散できると弾くこと、聴くことに意識を分散できます。
  • ゆっくり弾くと演奏と聴くことに集中力が働きますので、有効です。
  • テンポは楽譜指定のテンポよりも半分以下にします。半分以下まで落とせば聴くことができます。それでも聴こえなければさらに下げます。聴き取れるテンポに下げることがコツです。
  • 録音することは、演奏中に聴かなくてもできる行為です。演奏後に聴くことで気がつくことが多くなります。気が付いたことは演奏すると意識が向かいますので、聴きやすくなります。
  • YouTubeに動画をアップしましたので、参考にしていただければ幸いです。

最後まで、読んでいただきありがとうございます。今後もよろしくお願いします。

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