右手だけの練習の必要性
右手だけのトレモロ練習は、プロの奏者もしている練習です。
なぜ、右手だけの練習をするのですか?
左手も練習した方が効率的だと思うのですが・・・
マンドリンは左手よりも右手が難しいんだよ。右手の習得は数年は必要と言われるからね。
基本的な弾き方
まずは、右手の弾き方を確認しましょう。弾き方もポイントがあるから簡単に説明しますね。
目的の弦のみピッキングする
上下の他の弦はピックをあてない
目的の弦をダウンピッキングしたら下の弦にピックをあてる
あたった反動でアップピッキングする
おおよそ上の2つの弾き方です(他にもありますが・・・)。
多くの奏者がどちらかの弾き方でトレモロ練習しています。トレモロを弾くにあたってはメリット・デメリットありますが、トレモロ練習はどちらの弾き方でも可能です。
小指を胴に置いてトレモロする奏法もあり、採用しているプロの奏者もいますがここでは取り上げません(自分ができないからです)。
トレモロ練習の種類
トレモロは、ピッキングができることが確実になってから練習しましょう。
ピッキングからトレモロへ
ピッキングから始めて徐々にトレモロができるように
ピッキングとトレモロの中間が重要
ピッキングから始めて徐々にトレモロに移行する練習です。マンドリンを教わったら必ずする練習です。レッスンに通ったことある奏者なら経験あると思います。
ピッキングのダウンアップを徐々に早めていくと、いつのまにかトレモロでした〜 というイメージで弾きます。
動画を見た方が理解しやすいと思います。
この練習で重要なのは、トレモロやピッキングじゃなくて、トレモロとピッキングの中間音にあります。この中間音を弾けることが重要なんです。
中間音は、テンポアップした16部音符や32部音符です。マンドリン独奏曲、オーケストラともに出現頻度が高いです。
中間音が弾けると攻略できる楽譜が格段に広がります。
ピッキングから弾き始めたら、ゆっくり回転数をあげて中間音を経由してからトレモロに移行できるようにしましょう。いきなり回転数がアップするような弾き方はやめましょう。
時間がかかる練習ですが、焦らず練習しましょう。
難しいですね。トレモロにいけないですよ。
できるまで2年くらいかかることもありますよ。すぐにはできないので毎日練習しましょう。力を抜いて弾くことをこころがけましょう。
2年もかかるんですか?早くできるように毎日練習します。
コードと重音のトレモロ
トレモロは、単音だけじゃなく重音やコードをトレモロするマンドリン独奏曲も多いですよ。トレモロの上達は、重音やコードのトレモロが効果がありますので練習しましょう。
複数の弦を弾く重音トレモロ
1から4弦を弾くコードのトレモロ
重音トレモロやコードトレモロは、単弦のトレモロよりもストロークの角度が大きくなるので手首が柔らかくなるメリットがあります。さらに、腕のストロークと手首振りの効率良い振り方の練習に向いています。
ただし、ストロークが大振りになりやすく、フォームが雑になってしまうデメリットもあります。
重音トレモロやコードのトレモロを練習する場合、雑になっていないか注意します。余計な音がなっていないか、腕のストロークのみでトレモロしていないか・・・確認しましょう。
単音をトレモロしれば良いと思っていましたけど、重音やコードのトレモロが重要なんですね。
右手で単音だけトレモロするよりも重音やコードのトレモロが上達しますので、基礎練習のメニューに加えましょう。
応用編 デュオ奏法
応用練習としてデュオ奏法があります。マンドリン独奏を目指す奏者は練習しましょう。マンドリン独奏に必須な奏法ですよ。
デュオ奏法って何ですか?難しそうですね。
難しいですよ。でも練習すればマスターできます。今回は応用練習ですので簡単に説明します。
1人でメロディと伴奏を弾くことがデュオ奏法
トレモロしながら下の弦をピッキングする
マンドリン独奏曲を聴くと、どうやって弾いているんだろう? と思うことがあります。メロディと伴奏が聴こえてきますので。
疑問に湧く奏法がデュオ奏法です。
デュオ奏法も右手だけで練習します。
複数の弦を使います。例えば2弦をトレモロで弾きます。3弦はピッキングで弾きます。2弦をトレモロしながら3弦をピッキングします。3弦のピッキングは2弦のトロモロのダウンピッキングの際に弾きます。わかりにくいので、動画で説明します。
動画を視聴するとトレモロしながらピッキングする様子がわかると思います。
デュオ奏法は応用練習ですので、別に記事を書きます。右手のトレモロ練習の応用としてあることは覚えておきましょう。
まとめ
右だけの練習をやろう
重音とコードトレモロが効果あり
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
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