2024年のマンドリンレッスンも14回目です。今回は、前回レッスン出来なかった「ハイドンの主題による変奏」の指導を受けました。難しいマンドリン独奏曲ですが、指摘を潰していくことが成長につながるはずです。
ハイドンの主題による変奏:フレーズを明確にして弾くこと
技術士
旋律と対旋律が接近しすぎると弾きにくい・・・ハイドンの主題による変奏です。音が混ざらないように弾くにはどうすべきか?トレモロとピッキングを使いわけることとピックを立てることです。
- マンドリン独奏曲の中でも難しい曲の「ハイドンの主題による変奏」・・・原曲はオーストリア国歌のようです。
- オーストリア国歌を聴いたことないですがなかなか良い曲だろうと思います。
- 前回のレッスンでは「落葉の唄」で終わってしまったので、今回は「ハイドンの主題による変奏」です。
- 編曲したラニエリはマンドリンを弾けるのだろうか・・・そう考えさせられる音符の配置です。
- 旋律と対旋律が近すぎます。近いとは音程です。3度を中心に接近した音程が多すぎます。これだと旋律と対旋律の音が重なります。そんな指摘を受けました。
- 旋律がイマイチわからない。音全体に旋律が埋まっている。旋律が浮き上がるようにメリハリつけて弾く必要がある。重音は難しいのはわかるが。
- ピアノで指定されていますので、おそらく旋律と対旋律が混ざって聴こえないように配慮されていると思います。テーマならメゾピアノからメゾフォルテくらいの音量のはずですから。
- 特に重音から単音に変わるフレーズは旋律が消えやすいです。対策はどうかというと・・・
- 旋律はトレモロで弾く。対旋律はピッキングで弾く。
- ピックをたてて弾く。
- 明確に弾き分けるコツにトレモロとピッキングを使い分けることがあります。先生はこの方法を指示しています。
- 旋律はトレモロで弾く。対旋律は基本的にピッキングで弾く。ただし、スラーがかかっている場合はトレモロで弾く。これで弾きわけることができます。
- 対旋律がトレモロとピッキングが混ざるので、統一したい気持ちもあります。聴いてみると悪くないと思います。
- バリエーション2はテーマと似ています。
- これだとトレモロで弾くのでピッキングとの弾きわけができません。こういう場合は、ピックを立てることに集中します。
- トレモロの基本はピッキングを立てることですが、できていないこともあります。フレーズによってはです。
- ピックを立てることに意識を集中する。これだけでも音質は変わります。ノイズが減ります。
- 旋律はトレモロで弾く。対旋律はピッキングとトレモロを弾きわける。トレモロはピックを立ててノイズが混ざらないように気を付ける。
ハイドンの主題による変奏:テンポアップ
技術士
ゆっくり練習することは基本ですが、本番ではアテンポです。日頃からアテンポに対応できるようにしなければいけません。そんなことを痛感させられる指摘でした。
- 上のフレーズもですがテンポアップのことです。
- マンドリン独奏曲の旋律は基本的にトレモロですが、例外的にピッキングもあります。バリエーションを展開するとネタ切れになるためです。
- 滑走アルペジオが変奏曲で必ず出てくるのは展開するとアイデアが尽きるためです。
- このフレーズもピッキングで弾きます。滑走アルペジオではないですが・・・
- 弾けているが、旋律がつながっていない。単音としては出ているがテンポが遅いため、フレーズとしてみると弾けていないことである。
- マーカーがメロディです。繋げるとテーマと同じメロディが聴こえます。
- 単音としては、音が浮き上がっているが繋がっていないということです。テンポが遅いためです。音が切れるのが早いため、繋がっていないですね。
- このバリエーションは難しいです。テンポアップすると指の離れが早くなり音が繋がらなくなります。指が押さえたままならテンポアップで音がつながりますが・・・
- 指がバタバタしないように落ち着きながらテンポアップします。これが難しいですが・・・
- 先のフレーズを見る。一つ先のポジションを見てポジションチェンジする。
- 暗譜が望ましいですが、一つ先のポジション、次に押さえるポジションを見ます。一歩先をみるとポジションチェンジが早くなります。ポジションチェンジが早いとテンポアップできます。
- 暗譜できなくてもよいですが、暗譜すると要領よくポジションチェンジできます。一歩先をみるすいるを身につけると演奏は楽になるはずです。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
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