今、弾いているフレーズを見すぎていませんか?じ〜と見すぎて、次のフレーズがきたら演奏が止まってしまうことありませんか?次のフレーズを一瞬見るだけでスムーズに演奏ができます。
- 一歩先を見れるようになると余裕をもって弾けるようになる。
- 初見能力の向上にも効果がある。
- フレーズ単位で練習する。フレーズで歌う感覚も養える。
一歩先を見る癖をつける
技術士
今、弾いている楽譜に集中しすぎていませんか?先のフレーズを見れるようになるとスムーズに弾けるようになります。
- 「弾きたい曲は多いけど、弾く時間がない」、「弾く時間はあるが、なかなか弾けるようにならない」といったことをよく聞きます。音符の数が多い無伴奏なら練習時間を確保しないと弾けませんが、伴奏がない簡単な合奏曲も弾けるようになるまでに時間がかかる。
- こんな場合、以下の状態です。
- 今、弾いているフレーズしか見ていない。又はポジションしか見ていない。
- 暗譜するまで弾いてしまう。
- 「今」に集中しすぎの症状です。楽譜か、ポジションのどちらかを見すぎています。
- 暗譜は役に立ちますが、多くの楽譜を弾きたい場合は全て暗譜するわけにはいきません。効率よく練習したいです。
- 写真のように楽譜が複雑になると暗譜では対応できなくなります。無伴奏のマンドリン独奏曲はメロディと伴奏があるため複雑な楽譜になりがちで全ての曲を暗譜するのは無理です。
- 合奏曲もコードがあるなど複雑な楽譜もあります。
- 効率よく練習するには、フレーズの一歩先を見ることです。今、弾いているフレーズの次のフレーズを見ると効率よく弾けるようになります。
- 今、弾いているフレーズの次のフレーズを一瞬見る。
- 次のフレーズのポジションを一瞬見る。
- 今のフレーズが弾き終わったら、次のフレーズにポジションチェンジする。
- 今のフレーズの演奏中に一瞬だけ楽譜とポジションを見ることがポイントです。楽譜でフレーズを認識し、ポジションで目印をつけます。目印をつけるとスムーズに次のフレーズに移行できます。
- プロの演奏を見るとポジションを見る画が多いことに気づきます。これは、次のフレーズのポジションを見ているためです。このスキルがあるため、初見もスラスラとできます。
- 練習している楽譜で次のフレーズを見る訓練をします。
- テンポを遅くして弾く。メトロノームを使う。
- 楽譜を一瞬見る。ポジションを見てポジションチェンジする。
- 弾けている曲でテンポを落として弾くと練習しやすくなります。慣れてきたら弾けていない楽譜で練習します。
- 初見の向上に効果がありますので、練習しましょう。
- YouTubeにアップしましたので参考にしていただければ幸いです。
練習はフレーズ単位
技術士
一歩先を見ることの重要性がわかれば、練習する単位はフレーズか段ごとか・・・これはフレーズ単位で弾くことが正解です。
- 一歩先を見ることの有効性がわかったら、練習する単位を考えます。
- 楽譜を最初から最後まで通しで弾くか、節などの区切りで弾くかです。
- これはわかりきったことですが、節などの区切りで弾く方が練習しやすいです。
- テーマやバリエーションなどの区切りで繰り返して弾く。
- 段ごとに弾く。
- フレーズ単位で弾く。
- フレーズ単位で短く区切って練習する方が明らかに楽譜を弾けるようになります。楽譜を最初から最後まで弾き通すことを繰り返すなんてありえませんね・・・といいつつ自分は過去にやってしまいました。何も考えてなかったです。
- 段ごとに弾く奏者はそれなりにいます。フレーズが切れるので自分はやらないです。
- どうやって練習するかYouTubeにアップしましたので、ご視聴いただければ幸いです。
- フレーズの一歩先を見る観点から、フレーズ単位に練習する方が合理的です。フレーズで歌う感覚も養われるのでフレーズ単位で繰り返します。
- マンドリン独奏曲の場合、伴奏がフレーズよりも長い場合がありますので、その場合は伴奏の長さも練習します。不自然な切れ方で練習しない方がよいことです。合奏なら縦を意識して合わす必要があります。縦を意識しますがフレーズで練習します。
- フレーズ単位で練習する奏者が多いと思いますが、弾けている場合、纏めて弾いてしまい省略しがちです。改めてフレーズ単位で練習しましょう。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
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