マンドリンに限りませんが、曲を極めるまで練習するか、多くの曲を弾いて経験を積み重ねるのか?正解はないですが、状況で練習のスタイルを決めれば良いですね。
多くの曲を弾く

技術士
マンドリンオーケストラに所属すると常に10曲以上の楽譜を抱えて練習します。どの曲も中途半端な仕上がりなりがちですが、経験を積むことができます。
- 多くの奏者は、多数の曲を練習するスタイルですね。マンドリンオーケストラに所属している奏者なら、演奏会に向けて10曲以上練習するのが当たり前です。
- 若い頃は、マンドリンオーケストラに所属していたので、このスタイルでした。楽譜を配られて演奏会があるので、練習しなければいけません。このメリット、デメリットはなんでしょうか?
- メリットは、様々なスタイルの楽譜を弾けるようになること、演奏能力が上がること、作編曲能力が上がる。
- デメリットは、中途半端に仕上がること。
- 音楽の様々な形式を理解できること、弾けるようになることは財産ですね。これにより、演奏能力が身につくし、作曲・編曲にも応用できます。
- 楽譜を見ると「この曲のポイントはここだな」と楽譜も読めるようになります。経験からくるものです。
- 一方、仕上げることができずに中途半端な仕上がりに終わります。演奏会前のフラストレーションは、練習不足からくるものです。練習する曲が多すぎて、どの曲も仕上がりが悪くなります。
- 成長途上の奏者ならよく感じることです。
極めるまで練習する
- 自分は、極めるまで同じ曲を練習するスタイルです。このスタイルは、マンドリン独奏が中心の奏者に多いです。
- マンドリン独奏曲は、無伴奏なら伴奏が伴い難易度が上がります。そうすると練習しないと弾けないので、自然に弾く曲を絞って繰り返し練習します。このスタイルのメリット、デメリットはなにか?
- メリットは、じっくりと楽譜に向き合うため、納得いくレベルに仕上がる。
- デメリットは、マンネリしやすい。誰かがチェックしないと完成したかどうかわからない。

技術士
マンドリン独奏曲を弾く奏者は、完成させるまで練習するスタイルですね。ただし、マンネリしやすいです。マンドリンレッスンに通ってチェックが必要です。
- マンドリン独奏曲の場合、じっくりと楽譜に向き合わないと弾けないです。メロディに伴奏が伴うと練習時間もかかります。マンドリンオーケストラをやっている時間がないです。
- はまりやすいです。じっくりと向き合うので、仕上げてやろうと練習する気になります。はまりやすさが上達のコツです。

- こんなややこしい楽譜でも最初の一歩を踏み出すと加速するように練習します。明日も弾きたくなります。アクセルを踏み続けて練習するだけですね。
- 一方、マンネリしやすいです。同じ曲を弾き続けるので、ある程度レベルアップしたところで止まってしまいます。この状況なら、2、3日程度弾かなくても演奏レベルはキープできます。ただし、レベルアップしないです。
- こんな状況だからこそ、マンドリンレッスンがかかせないです。第三者がチェックしないと、レベルアップしないです。個人練習によるレベルアップは限界があることがわかります。
結局はどちらでも良い

技術士
練習するスタイルは自分の環境を考えて選択します。マンドリンオーケストラとマンドリン独奏を併用している奏者に極めるまで練習しろと言われても無理があります。
- 結論は、どちらのスタイルが良いの?と疑問に思いますが、どちらでも良いです。
- マンドリンオーケストラに入部している奏者に極めるまで練習しろと言っても時間がないことが明らかです。自分の取り巻く環境から練習スタイルを選択することが良いです。
- 自分もそのような練習スタイルでした。マンドリンオーケストラとマンドリン独奏を併用している頃は、多くの曲を弾いて経験しました。しかし、仕事があるから、マンドリン独奏に絞って演奏活動をしました。
- 独奏家は個人のため、極めるまで練習します。このスタイルしかとれないです。
- 自分がやりたいことを考えて練習スタイルを選ぶ。マンドリンオーケストラ中心なら、多数の曲を弾く練習スタイルを選択する。
- マンドリン独奏なら、極めるまで弾かなければいけない。マンドリンレッスンに通って欠点を補うなどの対策は必須である。
- このスタイルじゃないと上達しないということはありません。マンドリンに向き合い、練習して演奏することを取り組めば上達します。仕事もありますし、他の趣味もあると思います。生活のバランスを考えてマンドリンを弾きましょう。
- 最後まで、読んでいただきありがとうございます。
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