緊張感は必要だけど、演奏できなければ元も子もない。ステージのうえで実力を発揮し演奏するにはどうすべきか書きました。
- トレモロが向上すると緊張感があっても弾ける。
- 暗譜すると弾くことだけに集中できる。
- 演奏手順を考えると意識を手順遂行に専念できる。
トレモロの向上
技術士
トレモロ力があると緊張しても演奏できます。日頃の練習から基礎練習を増やしましょう。
- 緊張すると困るのが、手の震えでトレモロができなくなること。私は何度経験したことか・・・
- 習慣的にトレモロができると緊張してもトレモロはできます。トレモロは手首弾きと腕弾きに別れますが、手首弾きの方が緊張感に耐えられます。脱力ができていると緊張感があっても弾けます。
- 日頃の練習でも基礎練習を増やすとトレモロが向上します。
- 私は合奏と独奏のステージで何度も緊張しました(暗い思いでを表すため、背景をグレーにしました)。
- 合奏はソロパートでした。合奏だったので、隣の奏者が一緒に弾いてくれて、その場は乗り切りました。演奏が潰れなかったことは助かりました。
- 独奏は一人で演奏しますので、助けられることはありません。ステージから逃げたくなりました。失敗も財産だと言われますが、無難に弾けた方が良いと思いました。
- トレモロ練習は、誰にも影響されずできますので、練習時間を割り当てます。私は、1時間の練習時間のうち、15分を基礎練習に割り当てています。緊張した経験から5分から15分に増やしました。全体の練習時間は1時間のままです。
- トレモロは右手だけの練習が主体です。スケールも混ぜれば練習も飽きないです。
楽譜を暗譜する
技術士
楽譜は暗譜しましょう。暗譜すると弾くことだけに集中できます。両手が勝手に動いてくれますよ。
- ステージで実力を発揮する方法に暗譜があります。
- 暗譜してしまえば両手が勝手に動いてくれます。緊張してもです。
- 楽譜を見ながら演奏するとパニックになることがあります。緊張感があると尚更です。
- ステージで落ち着いて弾くには、やることを減らすことです。ステージで演奏するということは・・・
- 譜面台を立てて楽譜を広げる。
- 楽譜を見る。
- 指揮者を見る(合奏の場合)。
- マンドリンを弾く。
- このうち、「楽譜を見る」行為をなくせばステージでの負担は減ります。
- 負担が減ればパニックになるようなことはなく緊張感に襲われることはないです。
- 暗譜するとポジションを見ることが多くなります。目線が一つ先のポジションを見ることが多くなり、意識が音に向かいます。そうすると周囲のことが入らずに集中しやすくなります。
- コロナ明けの2023年に4年ぶりのマンドリン独奏の演奏会がありました。
- 本番では緊張しましたが、暗譜していましたので最後まで演奏することができました。暗譜の効果がわかった演奏会でもありました。
演奏手順を立てる
技術士
演奏手順を立てましょう。細かい手順じゃなく、大雑把な手順でも良いです。
- ステージでの演奏手順を立てます。
- 演奏する手順を立てて、手順に従って弾きます。手順に従うとは、手順を遂行することに意識が集中しますので、余計なことが頭に入らなくなります。
- ステージで緊張してパニックになることは、情報量が多いためです。客席のお客さん、ステージ、楽譜・・・と演奏前に見てしまうと情報過多で緊張感に襲われるのは当たり前かもしれません。
- そんなことにならないように弾くことの手順を立てましょう。大雑把に以下のような手順を立てて演奏しました。
- 真っ直ぐにステージを進む。客席は見ない。
- 譜面台は目線よりも高めに設定する。
- 演奏中はポジションを見る。暗譜して楽譜は見ないようにする。
- 演奏会場やステージのレイアウトが変わっても有効な対策です。初めての広島市東区民文化センターでも良い演奏ができました。その時に演奏した「祈り」を貼り付けます。聴いていただければ幸いです。
- 2019年に演奏会場が東区民文化センターに変更され、演奏前は不安でした。弾いた経験がないからです。
- 2018年までの廿日市のサクラピアとはステージのレイアウトも違うだろうと思っていました。ステージへの入り口が左から右に変わりました。
- 結果的には無難に乗り切ることができました。きめ細かい手順じゃなく大雑把な手順の方が想定していないことが起こっても対応できるためです。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
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