マンドリンは先をイメージして弾きます。
- 次に弾くフレーズをイメージする。
- 弾いている最中に次のポジションを見る。
- 次に弾くフレーズをイメージしながら演奏上の注意事項もイメージする。
- 簡単で弾き慣れた楽譜で練習する。
先をイメージすることの重要性
YouTubeでプロの演奏を見たことがある人も多いと思います。プロの奏者は、楽譜よりもネックの方を見ているように見えます。
ポジションを見ていますが、今弾いているポジションではなく次のフレーズのポジションを見ています。フレーズを弾いている最中に楽譜のフレーズを見たらポジションを一瞬見て次のフレーズをイメージする・・・この繰り返しです。
フレーズを弾く前にイメージすることでスムーズにフレーズが弾けます。先のフレーズをイメージすると演奏能力が上達します。レベルアップするためにも先のフレーズをイメージすることが重要です。
何をイメージするのか
次のフレーズ
次のフレーズに移ったら、手が止まってしまった経験がないですか?次のフレーズに移れるように弾いている次のフレーズを見てイメージしましょう。
次のフレーズをイメージするとポジションチェンジがスムーズに行きます。適当な楽譜を例に説明します。
トロイメライの楽譜です。
ソの音と伴奏を弾いて上のソの音を弾いている時に、ファ、ミ、レと下ってくるメロディをイメージします。
ファから上がるフレーズでイメージしても良いです。ミストーンが出やすいので、四分音符以上の音を弾くときにイメージするのが良いです。
先をイメージするとスムーズにメロディがつながります。
今、弾いているフレーズにチラッと次のフレーズを目視します。そうすると頭に次のフレーズが思い浮かびます。
楽譜を参考に聴いていただければ幸いです。
今、弾いている次のフレーズをチラッとみてイメージする。
次のポジション
プロの奏者はネックを見て演奏するように見えます。これは次に弾くフレーズのポジションを見ています。これで、スムーズにポジションチェンジができますよ。
プロの奏者は演奏中にネックを見ることが多いです。何処を見ているかと言うと次のポジションを見ています。
今、弾いているフレーズの次のポジションを見ると左手の移動がスムーズにいきます。トロイメライの楽譜で説明します。
上記と同じように4の小指でポジションを取りソの音を弾いている最中にファ、ミ、レのフレーズを見たら、2弦のファ、ミ、レを見ます。
一瞬見るだけで頭に残りポジションチェンジがスムーズに行きます。
フレーズ単位で行います。小節単位だとフレーズが切れますので注意しましょう。
次のポジションを一瞬見るとスムーズにポジションチェンジが進む。
次の注意事項
演奏上の注意事項もイメージすると精度の高い演奏が弾けます。
イメージとポジションを思い浮かべれば弾けます。ですが、演奏の精度を上げるために演奏上の注意事項もイメージしましょう。同じトロイメライの楽譜で説明します。
上記と同じく4の小指でソの音を弾いて、次のフレーズをイメージしながらポジションを見ます。
イメージする時に、演奏上の注意事項もイメージします。「次のフレーズは下るので音量を少し下げよう」などをイメージします。
注意事項は演奏イメージよりも具体的のため、精度の高い演奏が弾けます。
演奏上の注意事項をイメージすると精度の高い演奏が弾ける。
練習方法
弾き慣れた楽譜を弾く
イメージすることがわかったら、簡単な楽譜で練習しましょう。
先のイメージを練習で身につけるには、弾ける楽譜で練習する方法が良いです。弾ける楽譜なら先をイメージすることに専念できるためです。
さらに、簡単な楽譜の方が良いです。音符が多い難易度が高い楽譜だと今弾いているフレーズに集中してしまいます。難易度が低く弾き慣れた楽譜で練習しましょう。
練習方法は以下のとおりです。
- 適当にフレーズを弾く。
- 弾いている最中に次のフレーズを楽譜で目視する。
- 次のフレーズのポジションを見る。ポジションを見ると同時にフレーズと注意事項をイメージする。
- 次のフレーズにポジションチェンジして弾く。この繰り返しです。
慣れれば弾いている姿がイメージできます。暗譜すると次のフレーズのイメージに専念できますが、練習ですから暗譜までは必要ありません。
弾き慣れた簡単な楽譜で練習すること。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
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