練習開始は力んで弾けない。緊張を緩和できれば本番でも苦労せずに弾ける。その方法は以下のとおり。
- 本番を想定して、いきなり曲を弾き通す練習を行う。繰り返すうちに完成度が高まる。
- トレモロの回転数を落とす。左右のコントロールがしやすくなり、落ち着いて弾ける。
- 可能なら弾きやすい曲を選曲する。メゾピアノ以下のゆっくりしたテンポで始まる曲が弾きやすい。
力んで弾けないときの対処法
練習はいきなり弾く
練習は基礎練習から始めます!!という奏者が多いです。それが普通です。たまには、いきなり曲を弾き通してみましょう。力んでいるかわかりますよ。いきなり弾く練習は本番を想定した練習ですので、繰り返すうちに慣れてきます。
いきなり曲を弾きます。最初から最後まで弾き通します。
本番は、基礎練習なしで弾きます。基礎練習なしでいきなり弾くのは、本番を想定した練習です。
いきなり弾いても完成度は低いのはあたりまえです。はっきり言って披露するレベルではないです。しかし、いきなり弾くことを繰り返すことで、完成度を高めることはできます。練習で弾く環境と本番で弾く環境が一致するためです。
いきなり弾いて、力んでいるか確認する。まともなトレモロができていなかったら、いきなり弾く練習をする。
この練習は時間制限すると、さらに効果があります。例えば60秒で練習します。
60秒のトレモロ練習です。こういう時間制限のなかで効果を出す練習は有効です。ショート動画のため、あっというまに終わりますが、ご視聴いただければ幸いです。
いきなり弾く練習は、フォームを崩しやすいので、基礎練習もしてフォームを修正することも行います。
トレモロは回転数を落とす
トレモロの回転数は早い方が良いという考えが多いですが、力むをとるためには回転数を落とした方が良いです。回転数を落とすと左右のコントロールがしやすくなり力まずに弾けます。
力むとトレモロの回転数を無理やり上げて力みをやわらげようとしますが、これはやめときましょう。コントロール不能になってしまい焦ってしまいます。
むしろ回転数を落として弾いてみます。回転数を落とすと左と右手のバランスがとれて落ち着いて弾けるようになります。
動きの少ない曲なら自然に回転数が落ちてしまいますが、意識して回転数を落として弾きます。
回転数を落とすだけで、力みを緩和して弾けるようになります。
無理やり回転数を上げていないか?
意識して回転数を落として弾いてみる。コントロールしやすくなる。
参考ですが回転数を落とすとテンポアップしやすくなります。回転数が遅いと音と音の間に隙間ができて左手が入りやすくなるためです。YouTubeに説明をアップしていますので、ご視聴いただければ幸いです。
選曲を見直す
弾きやすい曲、弾きにくい曲がありますね。アウフタクトで始まるメゾピアノ以下の音量で始まる曲は弾きやすいです。可能ならそういう曲を選曲しましょう。
良いとは言えませんが、可能なら弾きやすい曲を選曲しましょう。
「弾きやすい曲」があります。弾きやすい曲に該当するのが、落ち着いたテンポでメゾピアノ以下の音量から始まる曲です。
マンドリン独奏曲ならアウフタクトで始まる曲に見られます。
マンドリンオーケストラなら奏者は選曲権がないのが当たり前ですので、弾きにくい曲も弾かなければいけません。可能なら選曲にも意見しましょう。
落ち着いたテンポだと回転数が自然に落ちて調整できるため、力まずに弾くことができる。
力むと弾けないのはなぜ?
力むとなぜ弾けないか?・・・手首が硬くなるためです。
練習すると徐々に手首が柔らかくなり、弾きやすくなります。筋肉が緩和されるためです。力みを緩和するのはやっかいです。緊張すると筋肉が硬くなるし、季節では冬が硬くなりやすいです。
筋肉の力みを緩和する方法はありますが、私自身、ネットで紹介されている緩和方法を試したことがないので、この記事では掲載しません。怪我をしないように筋肉の緊張を緩和する方法を試すのは良いことです。
参考にはなるはずですので、探して試してみましょう。ただし自己責任ですよ。
筋肉の緊張を緩和する方法はあるが、効果があるか自分自身で確認してみる。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。引き続きこのブログをよろしくお願いします。
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