マンドリンの練習は小節単位で練習するか?フレーズで練習するか?・・・フレーズ単位で練習します。
- 楽譜はフレーズ単位で練習する。メロディを掴むにはフレーズ単位で練習することが基本
- 小節単位の練習は非効率すぎる。
- 楽節単位の練習だと効率が良い。難易度の高いフレーズはいい加減になりがち。フレーズ単位の練習と併用する。
フレーズ単位で練習が基本
マンドリンだけじゃないですが、楽譜はフレーズ単位で練習するとメロディを掴みやすくなりますよ。
楽譜はフレーズ単位で練習することが基本です。フレーズが一塊のメロディのためです。
フレーズとは、左の楽譜で言えばスラーがかかっている四分音符と二部音符の塊です。フレーズは小節内で収まっていることは稀です。複数の小節にまたがっています。
この複数の小節にまたがったフレーズを練習します。フレーズ単位で練習するとメロディを掴み易く、メロディとメロディの接続がスムーズに行きます。
マンドリン独奏、マンドリンオーケストラともフレーズ単位で練習が基本です。マンドリンオーケストラの場合、他のパートと縦線を合わせる必要があります。フレーズのかかりかたがパートで一致していないことはよくありますので、他のパートの楽譜も見せてもらいましょう。他のパートを見て聞けばフレーズの精度が高まります。
他のパートの楽譜や伴奏の楽譜を見て音を聞く習慣をもつこと。
小節単位または節単位で練習
練習は短い単位が良いですが小節単位は非効率ですね。
小節単位で練習することもあります。ただし、効率が悪いです。上と同じ楽譜を使って説明します。
同じ楽譜を使うとよくわかります。スラーが切れてしまうのでメロディがわからなくなります。
スラーが切れるとメロディをつかめなくなり、楽譜を認識するのが遅れます。
そもそもですが1小節単位で練習すると何時完成するのか先が長くなります。最後の小節まで練習すて完成にはならず、2周目、3周目と繰り返しますので、この点から考えても非効率だとわかります。
マンドリンを弾き始めて基礎練習から楽譜練習に移行した段階で小節単位で練習するケースが多いです。初心者でもなければフレーズごとに練習しましょう。
小節単位で練習すると非効率になり、おすすめできない。
楽節ごとに練習する
4小節から8小節単位のまとまりを楽節と言います。知らず知らずのうちに楽節単位で練習する奏者も多いと思います。効率よく練習できますが。難易度の高いフレーズがあるといい加減な練習になりがちですので、フレーズ単位の練習と併用しましょう。
フレーズよりも長い単位で練習する方法に楽節単位があります。楽節は4小節程度が連結された小楽節、小楽節が組み合わせた大楽節があります。
小楽節又は大楽節単位で練習する方法です。フレーズよりも長く、フレーズが複数組み合わされていてフレーズの途中で切れることがありません。大楽節ならフレーズは切れないです。形式ごとの練習とも言えます。
曲の構造も掴みやすいメリットがあります。
楽譜が切れていますが、トロイメライなら1小節目から8小節目のメロディを練習します。
簡単な楽譜なら、効率よく練習できます。簡単な楽譜ならですが・・・難易度の高い楽譜ならなかなか習得できないため、非効率的な練習になります。
難易度の高い楽譜はフレーズごとの練習が良いと言えます。
難易度が高い楽譜でも使える大楽節はあるはずです。難易度に応じて選択するのが良いです。
難易度に応じて楽節単位で練習する。
フレーズ単位の練習方法と併用すると効率よく練習できる。
最初から最後まで弾き通す
いい加減と思われますが最後まで弾き通すことを繰り返す練習方法もあります。初見の上達にはなりますので全て否定はできないですが、フレーズ単位が良いと思います。
お勧めしませんが、最初から最後までノンストップで弾き通し、繰り返す練習方法があります。
弾けるまで何度も弾き通します。何度か弾けば精度が上がるだろうとの考えですが、フレーズの難易度に関係なく繰り返すので非効率です。弾けないフレーズは何時までたっても弾けません。
ただし、役にたつこともあります。一つ目に楽譜の構成を掴めることです。イントロから始まり、このあたりがサビで、このフレーズが繰り返してもり重要だなということがわかります。
二つ目に初見の上達になります。初見は事前に楽譜を確認せず、弾き通す演奏方法ですが、ストップしないため初見能力があがります。一つ目の楽譜の構成を把握することが初見の上達に関係しています。初見の上達が目的なら、
この練習方法をしても良いですが、楽譜の精度を上げたい場合はフレーズ単位で練習しましょう。
練習目的を事前に考えておくこと。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
コメント