2025年8月17日真夏の暑い中、マンドリンレッスンに行ってきました。今回の課題曲は「落葉の唄」(中野二郎)です。ハイドンの主題による変奏が続いていましたが、課題曲の1番は「落葉の唄」です。レベルアップしているが、指摘された事項は相変わらず同じ箇所とレベルアップを感じないレッスンでした。
サウンドホールで弾くこと

技術士
サウンドホール側で弾くこと・・・表現がガラリと変わります。ただし、使い方は限られます。
- 「落葉の唄」を弾いて最初の指摘は、「サウンドホールの上で弾くこと」でした。
- サウンドホールは、マンドリンの胴にぽっかりと空いている穴です。

- サウンドホールの上で弾くと音色が変わります。
- サウンドホールの真上は、金属音から丸みのある音色に変わる。表情がガラリとかわるため、表現を変えるにはサウンドホールの上で弾くことがおすすめである。
- サウンドホールは、丸みのある音色に変わります。音量のコントロール以外で表現をつけるにはサウンドホール側で弾くことがよくあります。
- ならば常にサウンドホール側で弾けば?・・・と思いますがマンドリンの構造から簡単ではありません。

- マンドリン独奏で最も使用頻度の高いE弦のハイポジション側にフレットが伸びています。サウンドホール側でE弦ハイポジをフォルテで弾けない問題があります。構造上やむをえないです。
- サウンドホール側で弾くのは、「ここぞ」という聴かせたいフレーズに限って使うことがよくあります。有効な表現方法ですが、使う場面が限られるのがサウンドホール側で弾くことです。
- 先生の指摘は、以下のとおりでした。
- ピックが当たってもよいからサウンドホール側で弾くこと。曲の世界観を出すには、サウンドホール側で弾くことが有効である。
- サウンドホール側のデメリットを承知で弾くということです。フレーズが落葉のように落ちていくためです。

- テンポ、リズムをキープしながら落葉のイメージを出すにはサウンドホール側が適していることです。フレーズに最も適した弾き方をするということです。ここは覚えておかなければいけません。
テンポ感と選曲について
テンポ感について

技術士
テンポが揺れる・・・テンポ感がぶれています。
- テンポ感がまだ遅いと言われました。曲には適切なテンポがあるため、曲に適したテンポで弾くことです。楽譜には音楽記号が書いています。
- 「落葉の唄」ならAndantinoと書いています。6/8のリズムで72から80くらいが適切ですが、やや遅れています。練習はメトロノームを使っています。

- メトロノームを使うとテンポを維持できますが、メトロノームなしだと崩れます。
- リズムに引っ張られてしまうためです。

- 再掲します。シングルノートのテンポがデュオ奏法で遅れてしまいます。リズムの変化には注意です。
- リズムの問題なのかテンポの問題なのか、両方なのか混乱しますが、対策しなければいけません。メトロノームで合っていることを確認する・・・基本です。ですが、メトロノームを聴いているようで聴いていないことがよくあります。
- なんとなく合っているなぁ・・・と感じたら聴いていません。
- メトロノームは表拍が合っているか聴き取れるテンポで弾く。ゆっくり弾くことがコツである。裏拍で合わせるのもよい。リズム強化に最適である。
選曲について

技術士
探していた曲は取り扱っていない・・・別の曲を探すか?
- 「そろそろ別の曲を探さないか?」・・・「落葉の唄」「ハイドンの主題による変奏」がある程度、弾けてきたので次の独奏曲を探しなさいと先生からの言葉です。
- 「ゆりかご(田中常彦」をマンドリン専門店に問い合わせましたが、扱っていないとのこと・・・楽譜が古すぎるからです。先生も持っていない。
- 調べると「奏でる」の2011年春号に掲載されていることがわかりました。バックナンバーはないですが、電子版が入手できるとのこと・・・印刷できないからな・・・先生経由で探すかな。
- 弾きたい曲があっても見つからないというのは困ったものです。
- 「ゆりかご」以外にも弾いてみたいマンドリン独奏曲がありますので、探すのも良さそうです。
- 日本の作曲家を好んで弾いてきました。中野二郎、鈴木静一などです。昔の青焼の頃の作品は入手しにくいです。専門店でも取り扱っていないですから。
- 先生のライブラリから探してみるのも良いです。ただし、「ゆりかご」は所有していないと断られましたが・・・
今回は以上で終わります。最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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