2024年7月のマンドリンレッスンです。2024年の13回目です。演奏会の目処が立っていないですが、曲の完成を目指し日々練習しています。今回も引き続き落葉の唄でした。
落葉の唄の前半
重音のメロディが消えないように弾くこと
技術士
重音はメロディが消えやすい。特に伴奏、今回はメロディが消えている・・・なぜ?ピッキングに問題ありそうです。
- 最初の指摘事項は重音でした。
- マンドリン独奏曲は重音の比率が高いのが一般的です。落葉の唄もです。
- 重音のメロディが消えている。ピッキングに問題があるはず。ピッキングをしっかりとするように。
- 重音でメロディ、伴奏のどちらかが消えていることはよくあります。
- 伴奏が消えているならダウンピッキングに問題があります。
- このフレーズの場合、全てダウンピッキングで弾くのでなぜ消えるの?・・・と思いますが、意識が伴奏を弾くことに向かっているかもしれません。
クライマックスを盛り上げる
技術士
曲のクライマックスは綺麗に大きな音で弾いて、次のフレーズにつなげる。そういうコメントでした。
- 「落葉の唄」が盛り上がる部分は滑走アルペジオの手前です。盛り上がって終わります。
- こういう盛り上がるフレーズはフォルテで弾いて少し音量を絞って、滑走アルペジオを静かに入ることが定番です。
- わかっていながらの指摘事項でした。
- 最終段のフレーズです。
- ピアノから弾き始めて徐々に音量を上げてコードをジャラーンと弾いてドの音をフォルテで弾きます。その後は逆に音量を下げていきメゾフォルテくらいで丸めます。
- 音量が足りない。落葉の唄の最も美しいフレーズであり盛り上がる部分である。この後の滑走アルペジオが際立たせるためにもフォルテで弾くこと。
- フォルテが強すぎると弾く難易度が高くなるので、もう少し弱めたかったですが・・・技量不足ですね。
- 技量不足を感じるフレーズですので練習が必要かなと思います。
全体のテンポアップ
- 前半全体ですが、テンポ不足を指摘されました。
- 現在のテンポは72くらいです。リズムは6/8です。
- 弾くと8分くらいかかるので、ちょっと長いです。「落葉」のイメージが出ているテンポですが、80以上で弾かないと飽きると言われました。
- ダウンピッキングのフレーズのテンポアップは難しいですができないことはないと考えます。練習方法はアイデアがありませんが・・・
落葉の唄の後半
6連、8連のテンポアップ
技術士
滑走アルペジオはマンドリン独奏の定番です。難易度が高いフレーズばかりのため練習量と滑走アルペジオを理解することが求められます。
- 滑走アルペジオのフレーズです。
- 今までリズム中心の指摘でした。こういうフレーズです。
- 6連と8連が混じり同じテンポで弾くとマーカーした音がメロディとして聴こえます。
- リズムが崩れるとメロディが聞こえないので、リズムを正確に弾く必要があります。これまでの指摘で完璧じゃないですが、リズムは対応できています。今回はテンポでした。
- テンポアップが必要である。トップの音に開きがある。テンポアップして音と音の間隔をつめなければいけない。
- テンポアップは難しいです。リズムが崩れるためです。
- テンポを抑えたのはリズムを聴き取るためでした。リズムが崩れなければテンポアップできますが、崩れそうだ。
- メトロノームを勧められましたが、メトロノームは強引にリズムに合わせますので滑走アルペジオは使いにくいなぁ・・・と感じます。
- メトロノームを使ったり使わなかったりでテンポアップに取り組むことになりそうです。
ストーリーを組み立てて弾く
技術士
表現力は考える力です。ストーリーを考えて再現することが表現力です。言うのは簡単ですが表現力は難しいです。
- 表現は組み立てです。
- どういう表現で魅せるか・・・ストーリーを考えます。
- 演奏技術というよりストーリーの指摘でした。
- 最後の行のフレーズです。クレッシェンドで上がり、テヌートが入りフォルテで弾いて絞って終わり・・・いかにものエンディングです。
- このフレーズをどういうふうに弾くか・・・議論をしました。
- 自分がどうやって弾きたいか?・・・これが大事である。ストーリーを考えて演奏することが表現力である。
- 写真では切れていますが、この前の小節のフレーズが曲者です。前のフレーズと、このフレーズのストーリーを考える必要があります。
- 思いつきでは通じない・・・どのようなストーリーを作るか? これは楽しみですけど演奏力、表現力が必要です。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
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