マンドリンのピックは、厚さ、硬さとも様々あります。ピックを変えたら弾けない・・・ということありませんか?ピックの硬さの違いを利用して練習します。
- プラスチック製は厚さ、硬さが様々ある。厚さが同じでも硬さが違う。
- 同じフレーズでピックの厚さを変えるだけでも練習になる。
- 様々な形状のピックを試してみる。はまるものが見つかる。
- 滑り止めがあると便利
ピックの違いを利用して練習する
同じピックで厚さは同じでも硬さは違う
技術士
メーカーが同じ。デザインが同じ、厚さが同じ・・・でも硬さが違うのがプラスチックの特徴です。
- かつては鼈甲のピックが主流で厚さと硬さは同じでした。現在はプラスチック製(この記事ではナイロン等も含めプラスチックで統一します)が主流です。
- プラスチックは加工しやすいため、厚さ、硬さとも様々な種類があります。私が使っているのは以下のピックです。
- 白いピックは、厚さが0.07mmです。薄く硬いピックです。硬いため、アクセントが強くなりますので、柔らかく握りアクセントを消して弾きます。
- 紺色のピックは、白いピックと同じ厚さですが柔らかいです。柔らかいため、しなりがあります。
- 同じ厚さを例にあげましたが、厚いピックでも柔らかいピックはあります。ププラスチック製は安く種類も豊富です。様々なピックを買って試してみます。最適なピックがみつかるはずです。
硬さを変えて練習する
技術士
ピックを変えたら弾けない・・・力んでいるからです。不慣れなピックでも弾けるようにするには頻繁にピックを変えています。
- ピックを変えたら弾けない・・・という奏者はけっこういます。厚さと硬さに慣れてしまっているからです。ピックの硬さを変えて練習してみます。
- 練習するフレーズや基礎練習は、ピックの厚さに関係なく同じとする。
- 日頃使っているピックで練習する。
- ピックを変えてフレーズや基礎を弾く。
- ピックを変えて違和感があれば力みがあるということ。違和感がなくなるまで繰り返し弾く。
- 同じフレーズやスケールをピックを変えて弾くだけですが、力みがあること、脱力ができていないことがわかります。
- 違和感がなくなるまで練習します。違和感がなくなると脱力も上達します。
ピックにこだわりをもつ
形にこだわる
技術士
ピックの形状も雫、おにぎり、三角形とバリエーションが増えました。デザインがイマイチだなと思ったピックがはまることがあります。様々なピックを探してみましょう。ちなみに滑り止めがあると良いですよ。
- 私は、こだわっていませんが形状にこだわる奏者はいます。私は以下の雫型の最も普通なピックを使っています。上の写真のピックと色違いで厚さは同じですが硬さは違います。
- ギターほどではないですが、おにぎり型や三角型なども増えてきました。先端が尖ったもの、丸みのあるものがあります。形状は自分の好みですが留意点を以下に示します。
- 弾きやすさは奏者それぞれで異なる。自分に合う形状を探してみる。デザインは好みじゃないと思うピックがはまることもある。
- 大きさは小型のピックが扱いやすい。
滑り止めがあると便利
技術士
滑り止めがあると便利ですよ。ただし、ピックのずれは演奏で防止しましょう。
- ピックは薄い板にデザインされたものでしたが、川口ピックから滑り止め機能が付いたピックが売り出されました。奏者の間でも川口ピックを愛用する人が多いです。
- 上の写真のピックは川口ピックと同じメーカーが製作しています。文字が滑り止めの役目です。ピックがずれる人は、滑り止めピックを使ってみましょう。効果があります。
- ピックによって合う合わないがあり、ピックがずれてしまうことはあります。ピックがずれない弾き方を練習します。ピックがずれない弾き方は、親指と人差し指に隙間を設けることです。
- ピックを握りすぎるとずれやすくなる。強い握りでずれないようしてもピックの反発力でずれやすくなる。
- 柔らかく握る方がピックが逃げない。安定して弾くことができる。
- 隙間があるとピックが不安定になるのでは?と思いますが実際は安定します。
- YouTubeにアップしていますので参考にしていただいたら幸いです。
- ピックはこだわって探すが今回の記事のテーマですが、その一方でどんなピックでも安定的に弾けるようになりましょう。ピックに関係なく弾ければ右手のコントロールはレベルアップしていることを意味します。
- 様々なピックで練習しましょう。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
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