技術士の勉強方法
技術士の勉強方法で悩むことがあると思います。難関資格ですので、独学は無理じゃないか?学校に行きたいけど近くにない。勉強にかかるコストが高い。と悩むことが多いと思います。それぞれの勉強方法を説明します。勉強方法を選択するうえで参考になれば幸いです。
独学
技術士の受験を決意したら最初に独学を考えると思います。
受験を決意したら、難易度を調べたり、参考書や過去問を購入しさらっと読むと思います。これも独学です。難易度の高い技術士でもいきなり通信教育や学校に通うより、最初は独学で勉強するはずです。独学でいけそうだなと思ったら、そのまま独学で勉強する人が多いです。
独学は、マイペースで勉強できることがメリットです。独学で様々な知識を吸収するため、その段階にやりがいを感じることがあると思います。
技術士の場合、勉強範囲が広いので独学では範囲できないことが多いこと、自分で何もかも調べるので正しいのかわからないことがデメリットです。論文試験のため、解答を添削する人もいません。
独学の場合、デメリットを許容できることを前提で選択しましょう。勉強する範囲が偏ってしまう場合や何度受験しても合格できなければ他の勉強方法を検討します。
論文の妥当性は自分で判断する(現役の技術士を見方いできれば有効)。
何度も受験することを覚悟する。
通信教育
通信教育は全国どこでも受けられること、教育費用が手頃なことから選択する人が多いです。独学に限界を感じたら、通信教育に切り替えることが多いです。
様々なコースがあります。添削のみ、添削+スクリーニングなどがあります。受講料は添削のみのコースなら数万円、スクリーニングが付くと10万円以上に跳ね上がります。スクリーニングは回数によっても費用が異なります。
コースは様々ある。スクリーニングを追加するとコストが高くなる。
資格学校
少ないですが、資格学校で受講ができます。講師による教育のため、勉強になりますが費用も高くなります。通える範囲に資格学校があれば検討してみるのも良いです。
部門は限られていますので、受験生が少ない部門は選択できないです。
受験部門によっては選択できない。
独学の勉強
全国どこでも勉強ができることを条件に独学と通信教育を説明します。まずは独学です。
受験する部門を知っておこう
最初に自分が受験する部門の受験生の人数、合格者の人数を知っておきましょう。正確な人数は不要です。日本技術士会の合格発表(二次試験です)を確認すると合格者の一覧があります。相対的に合格者の人数が少なければ受験生も少ない部門です。
受験生の多い部門は勉強する体系が定まっていますので、初めから通信教育を選択できます。受験生が少ない部門は参考書等が少ないので、通信教育を受講しても的外れな勉強をするリスクがあります。
選択肢として独学しかありません。
独学しか選択肢がない部門もある。
受験生が少ない部門は独学しか選択肢がない
受験生が少ないと通信教育を受けても意味がないことがあります。自分自身の経験ですが、講師が明らかに自分の受験部門の技術士ではないため、知識をもっていませんでした。こういうケースだとコストをかけるだけ無駄です。
受験する部門の受験生の人数が少なければ独学中心で勉強しましょう。
受験部門の受験者、合格者の人数はチェックしておく。
通信教育の勉強
通信教育の歴史は長く、勉強方法が確立されています。合格者を多く輩出していることは事実です。選択肢としてはありです。
勉強方法が確立された部門に有効
独学とは反対に受験生が多い部門に有効です。教える講師も受験部門の技術士であるため、講師の経験を基に想定問題を作れます。最新の情報にも詳しいです。
上記のとおり、コストは高いです。本気で合格目指すなら口頭試験を含めたコースに申し込むことになります。この場合、数十万円です。合格後に会社から祝い金が出たり、評価が上がるならコストをかけても良いです。
お金をかけたくない方は独学から始めるのが良いです。周りに技術士がいる職場なら、まずは素直に相談してみる方法もあります。
実績がある通信教育は勉強初めから選択することも良い。
声を聞いてみる
効果があるのか疑問と思えば、通信教育を受けた方に聞いてみましょう。周囲にいなければネットで検索してみましょう。
自分も通信教育を受けたことがあります。独学で限界を感じたので、受験部門で通信教育を受講した技術士の声を聞いて受講しました。
受講した結果は・・・残念ながら受講しても合格できないと感じて独学に戻しました。添削のみで最も安いコース(40,000円弱)でした。講師が受験部門の技術士じゃなかったこと、想定問題と実際に出題される問題が全く異なること、受験部門の知識がないことが明らか(誤字脱字が多い)でした。
このような経緯から受験生が少ない部門は独学しかないのかなと思いました。
受験部門で通信教育を受講した受験生の声を聞いてみる。
まとめ
独学か通信教育か、まずは受験部門の実態を確認しましょう。それから通信教育を受講した人の声を聞いてみましょう。選択に役に立つはずです。
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