演奏会でマンドリン独奏曲を弾くと、お客さんからの反応はさまざまです。知られていない独奏曲ばかり弾くので良い反応は少ない感触があります。これまで演奏してきたマンドリン独奏曲から良い反応、悪い反応を紹介します。
良い反応が得られたマンドリン独奏曲
旅愁による変奏曲
技術士
旅愁による変奏曲は聞き手のニーズとマッチしたマンドリン独奏曲でした。
- 中野二郎作品の「旅愁による変奏曲」です。お客さんから好評を得たマンドリン独奏曲でした。
- 演奏した会場は広島県廿日市の「さくらぴあ」です。100名以上のキャパがある小ホールです。
- 主な反応は以下のとおりでした。
- 子供の頃に学校で歌った懐かしい曲を弾いてくれて感謝
- 知らない曲が多いなか安心して聴けた。
- 演奏が良かったというよりも知っている曲のため好評でした。
- マンドリン独奏曲の演奏会、特に教室の生徒さんによる演奏会は、日頃の練習成果を試す場のため、聞き手よりも自分が弾きたい独奏曲を優先します。
- 聞き手が聴きたいマンドリン独奏曲と一致することはほとんどありません。
- 中野二郎作曲のマンドリン独奏曲「旅愁による変奏曲」をさくらぴあで弾いた動画です。クリックすると動画を聴けます。
祈り
技術士
メロディの美しさで定評のある「祈り」です。イントロの美しさが好評の理由でした。
- 「旅愁による変奏曲」と同じく中野二郎作曲です。マンドリン界では有名な独奏曲ですが、「弾けるものなら弾いてみろ！！」と中野二郎さんの声が聞こえそうな「祈り」は、弾く奏者が少ないです。
- そんな「祈り」は、メロディの美しさに定評があります。「祈り」を知っている一般の人はいないと思いますが、聴きたくなる独奏曲です。
- 「祈り」は、広島市東区民文化センターで弾きました。
- 広島市東区民文化センターは、音響の素晴らしさに定評があります。音響の良さも加わって、高評価を得られたと思います。演奏した「祈り」はYouTubeで聴けます（ここをクリックいただければ幸いです）。
- メロディの美しい独奏曲は聴き込まれる。
- 演奏会場もポイント
夜の鐘
技術士
「夜の鐘」も聞き手から評価が得られます。４分程度と短く、美しいメロディが特徴です。
- 自分が演奏会で弾いたわけではないですが、「夜の鐘」も好評です。マンドリン独奏を始めたら、「夜の鐘」を弾くことになります。
- 初めて独奏の演奏会に参加する場合、選択する奏者が多いです。４分程度で弾けるうえに美しき印象に残るメロディは評価が高いです。
- 先生がアンコールで弾いたら、本題の独奏曲よりも大きな歓声が得られたと聞いたこともあります。
- 「夜の鐘」はYouTubeで弾いています。聴いていただければ幸いです。ここをクリックお願いします。
悪い反応が得られたマンドリン独奏曲
技術士
「美しき我が子や何処」は中野二郎作曲の美しいメロディが印象に残る曲です。ですが・・・長い。この一言に尽きます。
- 演奏会で弾いてきて、良い評判が得られなかったなぁ・・・と思う曲に「美しき我が子や何処」があります。
- 評価が得られなかった理由は、曲の長さです。まともに弾くと10分以上です。長くて聴けないです。
- 「美しき我が子や何処」を選曲した理由は「祈り」にありました。美しいメロディなら聞き手から評価が得られると確信したため、選択しました。
- メロディは美しいですが・・・曲の長さに聞き手がついてくれない状況です。「祈り」と同じ広島市東区民文化センター小ホールで弾きましたが残念でした。コロナ明けでお客さんも少なかったですね。この時は・・・
- 演奏後控え室で一人反省会の状態でした。
- 長すぎる曲は最後まで聴けない。長くても８分以内に収める。
反応が良いマンドリン独奏曲とは何か？
技術士
演奏会を経験するとどんな曲が高評価を得られるかわかってきます。「美しいメロディと適度な演奏時間」を兼ね備えたマンドリン独奏曲です。
- マンドリン教室の演奏会で弾いた曲を取り上げました。比較的、奏者の身内、クラブの同僚などが聞き手です。マンドリンを知らない人から玄人までさまざまな聞き手がいます。
- 聞き手から高評価を得られる曲をまとめると「美しいメロディと適度な演奏時間」を備えたマンドリン独奏曲と言えます。
- マンドリン教室の発表会なら独りよがりのなっても悪くないです。日頃の練習成果を公開する場所ですから。それでも聞き手がいることを考えて選曲すべきですね。「美しい」は人それぞれの感性ですが、演奏時間はA3用紙１枚でまとめられる程度の曲が目安です。
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