この記事は2025年7月19日に書いています。8月1日が近づいています。マンドリン独奏家の記念日といえば8月1日のマンドリン属独奏の日です。1人で8本の弦のマンドリンを弾くことから独奏の日となりました。記念日もありますがマンドリン独奏はマニアックな世界です。
記念日はあるけど独奏する奏者は少ない

技術士
マンドリン独奏曲を弾く奏者は少ないです。独奏曲が少ない。作曲家も少ない。独奏曲を書く作曲家が少ないから独奏する奏者も少ないです。
- 8月1日といえばマンドリン属独奏の日です。マンドリン界でしか知られていませんが・・・マンドリンはマニアックな世界ですが、8月1日は盛り上がります。xで独奏曲が投稿されます。
- こんなことが毎日続けば良いですが・・・8月1日だけです。投稿する奏者も日頃は合奏主体の奏者が多いためです。独奏のみの奏者は少ないです。なぜなら・・・
- マンドリン独奏曲が少ない。入手しにくい。新譜は年数曲のみ。
- 特に無伴奏は難易度が高い。練習方法もわからない。
- そもそもですが、マンドリン独奏曲が少ないです。独奏曲が豊富であれば挑戦する奏者も増えますが独奏する奏者が少ないため、作曲者も少ないです。
- 過去には、中野二郎という積極的にマンドリン独奏曲をリリースした作曲家もいましたが、現在は合奏曲中心にリリースする作曲家主体です。
- 写真は中野二郎の「落葉の唄」です。他にも独奏する奏者が弾きたがる独奏曲を作曲しています。

- 独奏する奏者が少ないから作曲家も少ない。独奏曲専門の作曲家はいなくなった。
- 奏者が少ないから作曲家も少ない。独奏曲も少ない。奏者が減るループに入っている。
マンドリン独奏はどんな世界なの?

技術士
マンドリン独奏とは・・・狭い世界です。あらゆることに制約があります。
- マンドリン独奏とは・・・
- 奏者が少ない。
- 独奏曲が少ない。
- 演奏会が少ない。
- 簡単に書くと以上の3点に集約されます。
- 「奏者が少ない」ことは、マンドリン界が合奏中心のためです。ほとんどの奏者が合奏から始めます。独奏する奏者も合奏から始めて独奏に転向したケースがほとんどです。
- 「独奏曲が少ない」とは、上記で書きましたが作曲家が少ないためです。独奏の世界が狭いため、独奏曲を書いても儲けられない事情があります。利益が出ない世界にリソースを投下することはないです。そうすると独奏曲も少なくなります。
- 「演奏会が少ない」とは、個人で演奏するためです。合奏なら定期演奏会を開催します。団体で演奏会場を確保し、集客します。団体で動くためできる行為ですが、独奏だとこうはいきません。
- 演奏会場も予約(一人で予約するには高すぎる)できないし集客も進みません。
- プロの奏者を除くと定期演奏会で弾くとか、マンドリン教室の演奏会で弾くことが多いです。
- 自分もマンドリン教室の演奏会でしか弾きません。マンドリン教室の演奏会で弾いた「祈り」です。
- 場所は広島市東区区民文化センターですが、個人でも予約可能ですが、個人で会場費を払ってペイすることはできないです。ステージで弾きたいですが、個人で弾くのは難易度が高い独奏の世界です。

一人で楽しめるマンドリン独奏の世界

技術士
独奏は個人で楽しめる世界です。もっと拡大しても良いですが・・・これからですかね。
- 制約が多いマンドリン独奏ですが、一人だからこそできることもあります。
- 演奏技術の向上
- 演奏を楽しめる。
- 独奏に挑戦すると演奏技術が向上することは間違いないです。ごまかしがききません。無伴奏なら一人でメロディと伴奏を弾くため、耳の力がアップします。これは演奏能力の向上に直結します。
- 合奏なら多少弾けなくても、ごまかせますが独奏は自分の音を聴き手にダイレクトに伝わるため、ごまかせません。集中して練習しますね。
- 一人でメロディと伴奏を弾けるようになると楽しめます。その気になれば公園でも弾けます。録音してYouTubeにアップすることもできます。個人的なファンも付きます。演奏そのものを楽しむなら独奏はおすすめです。
- 独奏の世界は狭いですが、可能性はあると感じます。コロナ禍の際は、独奏曲をアップした奏者も多かったように思いました。自宅で弾けるのが独奏です。
- そう考えると独奏が広がってもおかしくないですが・・・実態は広がっていませんね。何かきっかけがあれば広がりを見せると思います。そう信じて独奏を続けていきたいです。
- 2025年8月1日のマンドリン属独奏の日・・・盛り上がれば良いです。
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