マンドリン独奏の練習 リズムを正確に弾く

スポンサーリンク
マンドリン独奏

マンドリン独奏は一人で弾くからリズムは正確でなくても良いんじゃない?・・・と考えたことありますが正確なリズムでないとメロディと伴奏を聴かせることができません。9月6日にリズム強化練習を取り上げましたが、関連と続きです。

スポンサーリンク

こんな経験ないですか?

技術士
技術士

前拍で弾いているのにいつの間にか裏拍と合っている・・・こんなことないですか?リズム練習が必要です。

  • メトロノームと合わせて弾いているのに、いつの間にかメトロノームの音が裏拍と合っている・・・こんなことないですか?表拍にメトロノームを合わせているのに裏拍と一致していること・・・
  • よくありました。こんなマンドリン独奏曲を弾いていると悩まされました。
  • シングルノートとデュオ奏法が混在するとデュオ奏法でリズムが遅れます。デュオ奏法だけじゃないですがリズムが遅れる理由があります。
  • 3度は人差し指と中指、小指でポジションをとる。フレットの距離があるため、ポジション取りが遅れる。
  • ストロークが遅い。遅いストロークに回転数を固定すると遅れる。
  • 右手と左手の両方に遅れる理由があるということです。
  • 3度のポジションは左手のことです。フレットが離れるほど距離があるため、ポジション取りが遅れます。距離の他にも指の動かし方があります。扇状に指を動かすと遅れます。無駄な距離を稼いでいますね。
  • ストロークは右手です。ダウンピッキングです。奏者は無意識に回転数を固定することが多いです。自分は4回転です。回転数が固定され遅いストロークだと遅れます。いつのまにか裏拍と合っている・・・なんてことになります。

裏拍で練習する

技術士
技術士

裏拍で弾くとリズムに鋭くなります。遅くなることがわかるからです。やってみましょう。

  • 右手と左手で対策をとるのも良いですが、最も効果的な対策は裏拍で弾くことです。メトロノームの打点を表拍に合わすことが当たり前ですが、裏拍で鳴らします。裏拍で弾くと遅れていることが一瞬でわかります。
  • 裏拍で弾くと集中力が上がります。遅れているか判断するためか音を聴いています。メトロノームと独奏曲を聴いているからずれているかわかります。奏者は意外と聴いていません。遅れていることに気がつかないことがよくあります。
  • YouTubeに動画を上げましたので、ご視聴いただければ幸いです。1回目は裏拍で、2回目は表拍で弾いています。サムネが黒ですが、視聴できます。
  • 裏拍と表拍を交互に繰り返すと音に対する感度が上がります。この練習を繰り返していくと、やがて表拍、裏拍の差がなくなります。リズムが正確になったためです。練習のポイントをあげます。
  • メトロノームのテンポは落とす。遅れることが確実にわかるテンポで弾くこと。
  • 遅れたらやり直す。遅れた原因を考える。
  • いつも弾くテンポよりも落とすとわかりやすくなります。「遅れていることがわかる」・・・これが練習のポイントです。
  • ポータブルサイズのメトロノームを使っていますが、メトロノームを聴き取るなら、打点音の大きなメトロノームを使うのも良いです。又は音量調整が可能な電子式でも良いです。
  • 表拍、裏拍が変わらないように弾けるまで練習しましょう。

右手と左手の注意点

技術士
技術士

左手のポジション移動は滑らかに、右手のストロークは速やかにします。

  • マンドリン独奏は2、3度の音程が割と出てきます。2、3度の下の音が伴奏ならメロディと伴奏の弦が異なります。左指が開きやすくなります。どうすれば良いかというと・・・
  • 移動先のポジションを一瞬だけ見る。
  • 今、弾いている音の次の音のポジションを弾いている最中に一瞬だけ見ます。一瞬見るだけで左手の移動先がわかるため、無駄な動きがなくなり速やかなポジション移動ができます。
  • プロの奏者の演奏を見ると楽譜ではなくポジションを見ているように見えますが、移動先のポジションを確認しているためです。
  • 右手のストロークは、速やかにが基本ですが、この速やかにが難しいです。素早いストロークは右手に勢いが出て、下の弦までダウンピッキングしてしまうためです。
  • ストロークはコンパクトにする。ダウンピッキングで弦を弾いたら、速やかに折り返してアップピッキングする。
  • ストロークの難しさはストロークが広がりすぎてしまうことがあります。ストロークが広がりすぎるとメロディが切れたように聴こえます。これは良くないです。
  • ダウンアップのストロークの幅を小さくすることがポイントです。
  • リズムを正確に弾くポイントを書きました。練習しましょう。

最後まで、読んでいただきありがとうございます。

コメント